人に何かを与えるとき、

見返りを期待しないように、

と、言われている。


また、それと同様に、

自分が受け取るものは良いものだろうかと、

邪推したり期待しないほうが良いようだ。



そもそも、期待というのは何か。


私は過去の経験や

知識によるものではないかと思う。


とある実験をすると、結果が出る。


その結果が今後も同様に

導き出されるはずだ、と、

思い込んでしまうのが、

期待なのではないだろうか。


けれど、人生は毎日が

ケースバイケースなので、

前回の結果が必ず出ると思うほうが

実は無理な話なのだ。


だから、「結果はこうなるだろう」とか

「こうなってほしい」などといった

甘い考えは捨ててしまったほうがいい。


自分が与えた先にあるもの、とか、

自分が何を与えられるのか、とか、

すべては、ブラックボックスである。


けれどそんな未知の世界だからこそ、

人生は面白いのではないだろうか。


ただ、神様は意地悪ではないので、

与えたものといただくものは、

だいたい釣り合いが取れるように

計らってくれている仕組みらしい。


だから、

ブラックボックスに不必要におびえることなく、

日ごろから、人に良いものを与え、

良いものを受け取っていれば、

特別に結果を期待しなくても

まったく問題なく、

安心して大丈夫なのだと思う。


柳の下に二匹目のどじょうはいない。

まったく釣れないかもしれないし、

鯛が釣れるかもしれない。


だとしたら、釣りそのものを楽しんでいよう。