うちの次女は、とても字がきれいだ。
しかし、鉛筆の持ち方が
まるで筆を持つ形なのが気になった。
「こうやってみて」と何度も
正しい鉛筆の持ち方を教えても、
すぐ元に戻ってしまう。
そこで、文具店で、鉛筆の切り口が
六角形ではなく、おにぎり風の三角形の
ものを発見したので、1ダース買ってみた。
この鉛筆は、正しい持ち方になる、
というコンセプトで作られたという。
さっそく次女に使わせてみたが、
使い勝手が悪いらしく、
すぐほったらかされてしまった。
私の作戦、大失敗である。
しかたないので、その鉛筆は
私が使うことにしたが・・・、
すこぶる、持ちにくい!!
想像を絶する書きにくさであった。
まず、三角の形状のために、
鉛筆が細く感じられる点。
細い鉛筆が書きづらいのは、
手帳に挿してあるやつで実証できるであろう。
あと、鉛筆の使い方は芯が丸くなってきたら
軸を少し回転させ芯の角度を変更して書くものだ。
が、その回転作業の際、
丸に近い六角形なら違和感が少ないが
三角形だと回転を大きくさせなくてはならない。
ゴロゴロさせると、ペンダコ付近が痛い。
120度回転させるたびに、小さなイライラが生じる。
こ、こんなもの、1ダースも買いやがって!と
己に対して、怒りが増すばかりだ。
この三角鉛筆の利点は、
テーブル上で転がらないで済む、くらいのもの。
考えてみれば、正しい鉛筆の持ち方というのは、
美しい字を書くために考案されたもの(?)であって、
すでに美文字の次女ならば、
なんら問題はないではないか。
もちろん、鉛筆を美しく持てたら、格好はつく。
けれど、書くときは一瞬。書き文字は一生残る。
親として、子の鉛筆の持ち方で騒ぐより、字をほめよう。
一方、母親の私は、鉛筆の正しい持ち方はできるが、
肝心の文字は、次女よりも汚い。
つまり、人のことより、
自分の頭上のハエを追えってことか・・・。
ここで一句。 「鉛筆の 持ち方だけは 完璧です」 (泣)
さて、この鉛筆、捨てたいが、もったいない。
バザーにでも出そうかな?
あ、いいこと考えた。
「字が汚くてごめんね~。
この鉛筆が、持ちづらくてさぁ」
と言い訳に使えるぞ。 (←往生際、悪し)