じょじょに、人の意見を素直に

受け入れられるようになってきた気がする。


領域分けが

うまくできるようになってきたから。


私のインナーライフと、

相手のインナーライフは全然違うし、

相手のことは参考程度で十分だ、と

わかってから、だいぶ楽になった。


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これをオフィスにたとえる。


私が社長を勤める会社では

書類にピンクの用紙を使い、

ほかの会社では別の色の用紙を使っていた。


ピンク色で統一してうまく機能していたのに、

取引先のある会社が

「ピンクは変だ。間違いだ。うちの緑色が正式だ」

などというので、

全部グリーンの用紙を導入したら、

うちの会社の機能がうまくいかなくなってきた。


別の会社ではブルーを使っていると知り、

グリーンよりそっちがよさそうだと思ったので

グリーンを捨ててブルーに統一。


他にもよさそうな色があれば、どんどん試した。

しかし、うまくいかず、会社はどんどん傾いていく。

色が悪いんじゃないか?と感じるようになった。


とうとう、どの会社も使っていない

白色の用紙を選択した。


他の会社が、

黄色だの、紫だのの用紙を持ってきても、

読む前から、シュレッダーにかけた。

色は悪いものだ。取り入れてはいかん。


で、だいぶ社運は戻ってきたものの、

どうにもすっきりしない味気ない思いがある。


自社の元の色は、何色だったっけ・・・?


ああ、ピンクだった、そうだった。

最初に否定されたから、

そこに戻りたがらなかったが、

やっぱり、最初の色がベストだったわ。


そうしてわが社は、またピンクに戻した。


他の会社が「変だ」といおうが、

わが社はもう、今後、ピンクで行くぞ。

社長の決心で、全社員、大喜び。


そう決めたら、他の会社の色も、

あまり気にならなくなってきた。


「ああ、お宅はオレンジですか。

 ほう、そちらは紺色ですか。そうですか」


自分の色がわかっていれば、

他色の書類が回ってきても、

「これは他社の書類だ」と、

別のフォルダに整理できるようになったわけで。


何がいけなかったかと振り返ってみれば、

他人の意見に振り回されていたことだ。

自社の色に、自信がなかったからだ。


自分の色をしっかりわかっていること、

他社の色としっかり区分けできること、

その上で、他社と上手に提携ができることが、

一番大事なこと。


これでもう、わが社は、揺らぎませぬ。