単身赴任中の夫から、メール。

「テルマエロマエの新刊を買ったから、

 おまえは買うなよ。来月持っていく」

という、内容。


「ありがとう。大奥の新刊も、もうすぐ出るよ。

 ついでに、お願いします」

と返事した。


すると

「俺は大奥を買わない。男尊女○の、

 明治男だから」と返ってきた。


(今売れている漫画、

 よしながふみさんの大奥は、男女が逆転した話。)


ムカッときた。

あなた、バリバリの昭和生まれでしょーが。

すぐ「女は男から3歩下がれ」とか、

えらそうなことを言うんだから。

頭の中で、夫への怒りや反論が渦を巻いたが、

冷静さを取り戻した。


「チョコレートは、明治♪」とだけ、返信した。


*****


なぜ夫のメールに怒りがわいたかというと、

私は、女性に属するからだ。

男尊女○を出してくるということは、

私そのものを下に見ていることではないか?

そう思ったら、ムカムカしたのだ。


けれど夫が、私や女性をどう思おうと、夫の自由。

そういう考え方で生きて、

夫が得をしようと損をしようと、本人の権利だ。


ふう。ああ、それよりも、たかが漫画の話で、

なぜそんな流れになるのか。


わかった。夫が

「俺にとっては、大奥はつまらない。だからもう買わない」

という返事だけすればよかったんだ。


なのになぜ男尊女○を出してきたかと言うと、

「俺が買わないといったら、みにもるは、怒るだろうな。

 買いたくないから買わないのに、

 なんで俺が怒られなくちゃならないのだ。。

 お前なんて、俺より格下なんだぞ。

 夫である俺に命令するな。このやろう」

・・・などと、考えたのだろう。


なるほど、なるほど。

私が怒るであろうことが、夫の前提としてあったのか。


いやいや。買いたくないなら、

買わないで、いいですってばよー。


もともとテルマエも大奥も、

夫自身が自分から買ってきたものだ。


で、家にあるものは、私も読ませてもらう。


でも、ないなら、ないでもかまわない。

途中まで買っても、

持ち主が飽きたなら、それでいいじゃないの。


本を買わないから怒るんじゃなくて、

女を馬鹿にする発言をするから怒るんですよ。

こっちはね。


まあ、「大奥も、買ったら持ってきてね」と

頼むようなメールをしてしまった私にも落ち度はあった。

気をつけよう。


******


「もうすぐ発売日ですよ」

「それは買いません」

「わかりました」

で、済んだ話だった。


あとは、私が、

自分で買うか買わないか決めればいいだけじゃん。

うん、シンプルだ。