元型(インナーチャイルド)と、時々対話する。

が、私には霊能力があるわけではない。

想像力で、作り出している。

想像力だと言うと、嘘っぽく聞こえるが、
自分の中から取り出す行為は
本人にしか出来ないものだし、
元々ないものを取り出すことは出来ないのだから、
想像力によって出てきたものは
本人の一部に間違いないのだ。


対話のやり方として、まず、
自分の性格をノートに書き出してみる。

で、その性格に名前や性別、
職業などを具体的に当てはめて、
キャラが出来たら、あとは筆談や脳内で話するだけだ。

注意点としては、そのキャラを責めないこと。

長所短所を客観的に分析し、
ほめる&改善策を示す。


例えば、私の中から
「怠惰」と「せっかち」が出てきたら、
「客がいない時はだらけているが、
 客を乗せた途端、目的地まで
 ガンガン飛ばすタクシードライバー」
という元型を作り、話を始める。

私は客として乗り込み、
私の一部である運転手に
「あなたは怠惰と言われるけれど、
 客がいない時はアイドリングで
 待機しているだけよね」
「仕事がないときは、休んでも
 バチはあたらないよね」とか
「急いで目的地まで行ってくれるのは
 ありがたいけれど、
 時々ゆっくり景色が見たいという
 客側の要望も聞いて欲しいなあ」と
声をかけてみる。

タクシードライバーはそれを聞いて
「いつも鈍臭いと言われるから、
 仕事する時くらい速くしないと、と焦ってたよ」
「スピード出し過ぎでいつも
 余裕をなくしていたよ」とか
「ベネチア風ゴンドラ稼業もやるから、
 好きな方を呼んで、乗ってくれよな」
とフレンドリーに。

場所を転じて、二人でゴンドラに乗り、
運転手はハンドルからオールに持ち替える。

「オオソレミオ」を合唱する私たちを乗せ、
ゴンドラはゆっくり水上を滑り、
両岸の景色を見せてくれる。

切れの良いところで
このような想像をフェードアウトして、
元型との和解成立、となる。

そうして私は、「罪悪感なしに休憩すること」や、
「のんびりスピードモード」も
手に入れることが出来るようになる。