実は3年ほどの間ずっと苦手で
あまり会いたくない人が社宅にいた。
だがこの間、少し考え方を変えただけで、
平気になってしまったので
そのことについて書いておきたい。
彼女と私は同学年の子を持つ母親同士。
ある年に、社宅の子供たち世帯をまとめる役を
誰もやりたがらないだろうからと、
うっかり引き受けてしまった私。
ところが、彼女が以前から
このポストを狙っているとは
思いもよらなかった。
彼女は私のサポート役として
下で働いてくれる立場になったが
「みにもるさん、まだ○○の件をやってないんですか?
遅すぎですよ!」
と常にせっつかれ、
「すみません。じゃ明日の朝
10時に落ち合って社宅を回りましょう」
と約束しておき、当日待ち合わせ場所にいくと
「来るのが遅いから、もう全部やりました」
と署名の済んだ用紙を渡される。
いつでも仕事を先回りして
やってくれるのはありがたいのだが、
暗喩的に「あなたって無能ね」という
メッセージが見え隠れするのがつらかった。
私が作った手書きの資料を
字の美しい彼女が清書してくれると言うのでお願いしたら、
上の部署に勝手に彼女がそれを持って行き、
資料作成も清書も
彼女だけの手柄になってしまった時は
「そうまでして私を無能扱いするのか」
と腑の煮え返る思いがした。
でも怒りすぎて目まいがし、
自分の体内に毒が巡るのがよくわかったので、
「あーもー彼女はこういう人なんだ。
手柄なんかくれてやるわい!」
と一年間諦めの境地で働いた。
で、やっとお役御免となったが、
彼女への苦手意識は何年もとれないままだった。
で、ここからが本題なのだが(前フリ長いな)、
もうずいぶん昔のことだし、
彼女への苦手意識を払拭したかったので、
過去のことをもう一度洗い直してみた。
なぜ彼女は私を無能扱いしたのか?
きっかけはいつからだ?
で、思い出したのが、最初の挨拶で
「右も左もわからない者です。
足を引っ張ってしまうかもしれないので、
どうぞサポートをよろしくお願いいたします」
と私自身がビクビクした態度で彼女に言っていたこと。
なーんだ。
自分から無能扱いしてくれと頼んでいたんじゃないか。
彼女は素直にそれを聞き入れてくれたんだ。
なーんだ、そうか。
自分のせいだったのに、悪者扱いしてて、ごめんね。
そう気づいたら、今までモンモンとしていた自分に笑えた。
気分が軽くなったので、
スーパーに買い物しようと外に出ると
偶然にも彼女とバッタリ出会ったので、
「あ、こんちわ~♪」と
何のわだかまりもなく挨拶出来た。
彼女も「どーもー♪」とか言いながら、
ニコニコ頭を下げつつ去っていった。
なんとあっけない。
こんなものだよ、人生は。
桜の下で、またひとつ
過去と卒業出来て良かった。
あまり会いたくない人が社宅にいた。
だがこの間、少し考え方を変えただけで、
平気になってしまったので
そのことについて書いておきたい。
彼女と私は同学年の子を持つ母親同士。
ある年に、社宅の子供たち世帯をまとめる役を
誰もやりたがらないだろうからと、
うっかり引き受けてしまった私。
ところが、彼女が以前から
このポストを狙っているとは
思いもよらなかった。
彼女は私のサポート役として
下で働いてくれる立場になったが
「みにもるさん、まだ○○の件をやってないんですか?
遅すぎですよ!」
と常にせっつかれ、
「すみません。じゃ明日の朝
10時に落ち合って社宅を回りましょう」
と約束しておき、当日待ち合わせ場所にいくと
「来るのが遅いから、もう全部やりました」
と署名の済んだ用紙を渡される。
いつでも仕事を先回りして
やってくれるのはありがたいのだが、
暗喩的に「あなたって無能ね」という
メッセージが見え隠れするのがつらかった。
私が作った手書きの資料を
字の美しい彼女が清書してくれると言うのでお願いしたら、
上の部署に勝手に彼女がそれを持って行き、
資料作成も清書も
彼女だけの手柄になってしまった時は
「そうまでして私を無能扱いするのか」
と腑の煮え返る思いがした。
でも怒りすぎて目まいがし、
自分の体内に毒が巡るのがよくわかったので、
「あーもー彼女はこういう人なんだ。
手柄なんかくれてやるわい!」
と一年間諦めの境地で働いた。
で、やっとお役御免となったが、
彼女への苦手意識は何年もとれないままだった。
で、ここからが本題なのだが(前フリ長いな)、
もうずいぶん昔のことだし、
彼女への苦手意識を払拭したかったので、
過去のことをもう一度洗い直してみた。
なぜ彼女は私を無能扱いしたのか?
きっかけはいつからだ?
で、思い出したのが、最初の挨拶で
「右も左もわからない者です。
足を引っ張ってしまうかもしれないので、
どうぞサポートをよろしくお願いいたします」
と私自身がビクビクした態度で彼女に言っていたこと。
なーんだ。
自分から無能扱いしてくれと頼んでいたんじゃないか。
彼女は素直にそれを聞き入れてくれたんだ。
なーんだ、そうか。
自分のせいだったのに、悪者扱いしてて、ごめんね。
そう気づいたら、今までモンモンとしていた自分に笑えた。
気分が軽くなったので、
スーパーに買い物しようと外に出ると
偶然にも彼女とバッタリ出会ったので、
「あ、こんちわ~♪」と
何のわだかまりもなく挨拶出来た。
彼女も「どーもー♪」とか言いながら、
ニコニコ頭を下げつつ去っていった。
なんとあっけない。
こんなものだよ、人生は。
桜の下で、またひとつ
過去と卒業出来て良かった。