昨日は小学校の始業式と入学式だったので、
小4の次女は下校が早かった。

おだやかに晴れた空の下、
昼食を買いに、2人でスーパーへ行った。
新学期スタートなので寿司弁当を買う。

買い物袋を下げて、次女と手をつないで帰宅途中、
入学式を終えた新一年生&父兄の集団と、
いくつかすれ違った。

子どもたちは皆、ピカピカのランドセルを背負い、
走ったり笑ったりしていた。

その中で目をひいたのは、
お父さんお母さんの間にいる小さな男の子で、
名探偵コナンのような黒いスーツに蝶ネクタイ姿で、
真新しい黒いランドセルを背負って
うつむいてトボトボ歩いている。

歩きながらご両親は口々に、
その子に今後の注意事項を大声で伝えていた。

「先生や先輩のいうことをよく聞くんだぞ!」
「しっかり前を向いて座ってね!」
などと、言ってる内容は正しいが、
なんだか表情と口調が尖っている。

「せっかくの入学式の当日くらい、
 もう少しソフトでもええんちゃうかなあ?」
と、なんだか気の毒に思えた。

彼らとすれ違う瞬間、
その男の子が、私をチラッと見た。

上目遣いだったせいもあるかもしれないが、
世間が憎くて仕方ないといった感じの、
刺すような冷たい視線だったので、
飛び上がらんばかりに驚いてしまった。

まだ6才頃の子が、あんな目をするなんて…。
胸にせまるものがあった。

本当は声に出して言いたかったが、
あのご両親の剣幕にはかなわない。
なので心の中で、
「ご入学おめでとう。
 どうぞ楽しい小学校生活を送ってね…。」
と、ひそかにエールを送った。