(昨日の記事のつづき)

威嚇するオジサンの夢を見た。

彼は私の一部だと直感した。


どうしたら彼を克服できるだろう?


克服前提で、脳内ドラマを展開してみる。


***妄想スタート***


私は決めた。

このオジサンと結婚する!

存在を認めるには、この方法しかない。


目を丸くした彼とさっさと腕を組んで、

父上の部屋へずんずん進み、ノックして入室。


「父上!私、この人と結婚します!」


勢いよくドアを開ける。

室内で、大きなイスに座ってる父の姿は、

ゼウス神かサンタクロースを思わせる。

白ヒゲと白いローブのおじいさん風。


「ほー、そうかそうか。好きにしなさい♪」

と言うので、拍子抜けの私。

「えっ、怒られるかと思ったのに」


「娘よ、聞きなさい。神は裁かない。

 自分の中の量りで自分を量るのだよ。

 近頃、人々を裁くのをやめたであろう?

 だからおぬしも裁れぬのだよ」


私は、はっとした。理解した。

本当に怖かったのは、嫌だったのは、

オジサンではなく「裁く神」の方だったんだ。

神は裁かないってことは、裁く人とは・・・私?


「で、この男(オジサン)を愛しているのかね?」

と父上が言うので、答える。

「正直わかりません。好き嫌いを超えてて。

 でも確実に私の一部で、くされ縁なので・・・」


オジサンが私の横で文句を言う。

「くされ縁はよけいだろが!」


「何よっ、大声で言えば

 何でも思い通りになると思ってるヘタレのくせに。

 大声しか取り柄ないじゃないのよ」

(↑自分の一部だからと、言いたい放題になる私)


「馬鹿にすんな!オレだって手に職があれば

 いくらでも役に立つんだぞ!」


「へー、そーぉ。働ける場所なんてあるの?」


夫婦慢才みたいになってきた所で、父上が

「結婚・・・やめるかね?」

と、間に入ってきたので、私はうなる。

克服するには、結婚する方が手っとり早いはずだ。


「しますよ。この人だって、さがせば

イイトコくらい、1つはあると思うし・・・。」


「ほう。この男の美点は何だと思うかね?」


「え・・・」


私はしばらく黙り込み、考えた。


「・・・ひょっとして、自己主張の力?」


「ピンポーン♪」

父上とオジサンが肩をくんで、異口同音。


『ドッキリ大成功』の看板を

見せられた人のように、

私は、くったり倒れた。


「カンベンしてよ、も~。

 清水の舞台から飛び降りる気分で

 結婚を言いだしたのに。

 またしても『ドッキリ』なんてさぁ・・・」


*******


妄想を終えて脱カしつつも、

自分の脳内天気さが笑える。


おかげで色々と理解した。

トラウマの正体、見つけたぞ。