昨日の記事は、長女には見せていない。

母である私の、密かな悩みの吐露であった。


ところが、今朝、遅く起きてきた長女が、

「印象的で、すごく長い夢を見た。全部覚えてる」と、

詳細を教えてくれた。


以下が、その夢の内容。

登場人物は、オレ=長女、オカン=私(みにもる)、

ジイジ=私の実家の父、です。


****


オレは、オカンと妹と3人で電車に乗っている。

電車とは言っても、車体に天井も壁もないやつで、

スピードは遅いが、断崖絶壁。

今にも乗客が、線路の外へ転がり落ちそう。


3人は、しょぼい安全ベルトを締めているが、

いざとなったらすぐ逃げられるように、

自分だけはベルトをゆるめておいた。


なんでこんな電車に乗っているのか。

オカンが、一人では乗りたくないというからだ。

ましてやこの路線は、

先日、一度脱線したばかり、というニュースを聞いた。


恐怖におののきながら乗り続けると、やっと目的地に着いた。


そこは夜で、小雨が降っていた。

オカンは本屋に入り、2冊のエロ本を手に取った。

表紙は女性の絵で、パッと見はエロ本ではなさそうだが、

「愛の誘惑」とかいうタイトルからして、エロ本と察した。


オレはオカンに「表紙の女の絵、好きだなあ」

と言ったが、オカンはオレのセリフをスルーして、

自分の買い物の荷物を全部オレに持たせ、

電話帳のように分厚いその2冊の本を持って、

レジまで歩いていった。


渡されたのは、大量の荷物だった。

どれだけ買ってるんだ、オカンは。

オレはゴミ出しおばさんじゃねえぞ。

こんなに大量のレジ袋を持たせるし、エロ本を買うし、

なんてオカンは最低な母親なんだ、と思いつつ、

本屋の外で妹と二人、オカンが戻ってくるのを待っていた。


すると、ガタイのいいプロレスラーの男がやってきて、

突然、オレにタッチしてきた。

「捕まえた。今度はあんたがオニね」

「は?いったい、なんですか?」

オレは、心で舌打ちをした。何なんだ、こいつは。


「鬼ごっこで、君が捕まったんだよ。

 オニ役は、この黄色いマスクをかぶらなくちゃ駄目だ」

ふと周りを見ると、人々が、

赤いマスク、黄色いマスク、青いマスクをして歩いている。


そのレスラーによると、

「赤は逃げる役、黄色は捕まえる役、青は一般人だ」

という話だった。


いきなりマスクを渡されても、こっちは荷物を持っているし、

鬼ごっこなんか、できっこない。

レスラーが去った後、速攻で、マスクを捨ててやった。


するとそこへ、田舎に住んでいるジイジが通りかかった。

「なんでこんなところを、歩いてるん?」と聞いたら、

「いや、ワシはただ歩いていて、ここへ来た」という。

「あのさ、変なマスク、もらわなかった?」

「もらったけど、捨てた」

ジイジも捨てたのか。あー、それにしても、オカンは遅い。

まだレジの前でたたずんでいる。


しょうがないので、オカンは放っておいて、ジイジと妹と3人で、

また恐怖のトロッコ的電車に乗って、帰った。


すると突然、場面が変わって、いつものオレの中学。

一年の時の担任だったU先生(仮名)にトイレで会ったので、

あいさつすると、「誰?」と言われた。

「いやだなあ、去年お世話になった、オレですよ」

「ああ、新しい一年生ね。よろしくね。」と、

先生はオレを一年の教室に連れて行く。


待ってくれ。オレはもう二年生だぞ。

しかし、出席を取られ、一年の授業が始まってしまった。

まじかよ。また一年生からやりなおしかよ。最悪だ。


ふと黒板を見ると、先生の文字で、

「初めも良いが、普通も良い」と書いてあった。


何なんだよ。どういう意味だよ、チクショー!

・・・・と思ったところで、目が覚めた。


*****


何でこんな夢を見たのか、まったく見当が付かない長女。

どういう意味か、と、私に尋ねてくる。


「さあねえ、自分で夢分析してみたら?」

と、私は笑って答えた。


「うーん。赤青黄色だと、信号みたいだよなあ。

 たぶん、最後の黒板の意味が、

 ものすごく重要だと思うんだけど。

 ・・・だとしたら、マエフリ、ナガっ!」

などと、ぶつくさ言い出した。


長女よ、夢の中で私が

君に渡した大荷物は、私の心の負担の量だよ。


マスクの色が信号を表すとしたら、

今の長女は、黄色信号という意味だろう。


たぶん、守護霊様は、教えてくれたのだ。

私に、長女のリクエストの本を買うと、

長女の人生は脱線するのだ、ということを。


ありがとうございます。決めました。

あの2冊の本は、買いません。


(注) この記事のタイトルを「長女の夢」にすると、

ひょっこり長女が見るかもしれないので、

あえて、わからないようにしました。