先日から、千羽鶴を折っている。
もともと手先が器用なのと
きっちりとやらねばならない気質ゆえに、
羽の先端やシッポのとがった、
体がぺちゃんこの千羽鶴が出来る。
見た目は機械で出来たように美しいのだが、
いつも子供たちには不評だ。
作った本人から見ても、
冷たく無機質な感じがする。
今回、新たな策として、
なるべく折り目をつけずにゆるく折り、
丸みを帯びた鶴にしようと努力した。
すると見た目は肉厚の鶴になって、
だいぶあたたかみが増したものの、長女に
「ママの鶴はさわると痛い」とまだ言われる。
それに、このやり方では
折り目をつけないようにと気をつけるために、
今までよりも時間が倍もかかるのだった。
そこで今日(というか、さっき)、
新たな技を思いついた。
折り紙一枚を取り、それを折り始める前に、
一度手の中で
軽く、くしゃりと握ってみる。
それを開いて、いつも通りにきちんと折る。
すると、見た目は今までと同じで
形良くしっかりしているが、
折り鶴をグーの形で握ってみると、
これまでとは違って、鋭さが消えて痛くない。
作戦、大成功。
長年、手指に染みついた、四角四面な折り方を、
ゆるい手法に変更するのはたいへんだ。
が、視点を変えて、
紙そのものをまずやわらかくしておいてから
いつも通りにきちんと折れば、
目的(見た目もさわり心地も
あたたかい鶴を折ること)が達成されるとわかった。
今までの私の性格からしたら、
真っ平らで真四角の美しい折り紙を
一度くしゃくしゃにするなんて
精神的に耐えられない所行だったはず。
けれど、そういう、
かっちり&きっちりにこだわる性格が、
我知らず、周囲を傷つけてきたかもしれない。
だから、この新しい折り方のように、
私はこれまでの、きっちりしすぎた性格を、
いったん手の中でやわらかくしてから、
人様に提供できたらいいなと思っている。
折り紙から、たくさんのことを
学ばせてもらえて、ありがたいなあ。