ずっと前は、
外界とのおつきあいがこわくて
ハリネズミのように
体中にトゲを生やし、
自分を守っていた。
が、もう、トゲは必要なくなった。
ビリヤードの玉のように
つるつるにしてみた。
トゲを取り払ったら、
周りは実は優しかったことに気づいた。
今後は、さらに一歩進んで、
やわらかなゴムボールのような
気持ちでいようと思う。
多少強く握られても
もう自分が壊れないことを知っているから。
むしろ、己が凹むような刺激が来るのを
心のどこかで楽しみにしている。
生きるというのは、
身を守り続けることなのではなく、
経験を楽しむことなのだね。