GWが始まる前。4月28日の朝。
長女が「学校に行きたくない」と私に言った。
「そう?・・・でも、行った方がいいんじゃない?」
「実は、提出課題が出来ていないんだ。
それをやってから、学校に行きたい」
「ふーん。・・・じゃあ、やれば。」
「ねえ、ママ、手伝って~。美術の課題なんだよ」
学校に「遅刻します」と電話をかけたあと、
長女の部屋で、色紙を切り張りする作業を
手伝うことにしたが、それが細かいこと。
ハサミとカッターとピンセットを使って、
2人で頑張って作業する。
ハサミを動かしていたら、私の心の奥から
「宿題で遅刻して大丈夫なのだろうか。
学校に行かせた方が良いのだろうか。」
という不安がわき起こってきた。
いつもだったら、この気持ちを払拭したいがために
『まったく!ギリギリでこんなことして~!
せめて、前日の夜に言ってくれればいいのに!
美術なんて良いから、学校へ行きなさい!』
と叫んでいたかもしれない。
でも、『ああ、これは、私の不安なのだな』
ということが、最初の段階で理解できた。そして
『長女が選択したのは、課題を終わらせること。
だから、私が口出しすることではないのだ』
と自分に言い聞かせたら、
不安と怒りの導火線が消えた。
10時過ぎに課題が終わったら、
長女は、部屋を掃除し始めた。
「あれ?学校へは行かないの?」
「うん。お昼を食べてから行くよ。」
その返事を聞いて、また私の心では
『掃除はGWにやれ!一刻も、はよ、行け!』
という強い気持ちがモヤモヤと湧いたが、
『あ、これも、私の不安から出たんだ。
長女の選択を信頼しよう。』
と、心を落ち着かせた。すーっと不安が消えた。
ちょうどそのとき、掃除していた長女が、
「あ、今日は、午前中、社会だった。しまったー。
先生の雑談が面白いのに、今日は聞き損ねた。」
と、本当にくやしそうな声を出したので、
「まあ、しょうがないよね。」と答えた。
そうなるように、長女が選んだんだもんね。
11時半になったので、二人で昼食を食べる。
食後、長女はさっさと身支度を始めて、
「じゃ、学校へ行って来る。手伝ってくれてありがと」
と、楽しげに家を出ていった。
さて放課後、帰宅してきた長女に
「学校はどうだった?先生に何か言われた?」と尋ねると、
「別に。変わったことはないよ」とにっこり。
『遅刻しても、大したことはないのだ』と、
私の中にある不安が、また1つ消えたような気がした。
まあ、内申書に「遅刻1」はつくだろうけど、
そんなのは、長い人生にとっては、本当にささいなこと。
長女が選択した人生なのだから、それで良し。
私にとっては、将来のことよりも、
「今このとき」の方が大切な気がしている。
自分の不安に気づいてきちんと受けとめ、
怒りを制御することが出来た自分に
心の中で拍手した。進歩、進歩♪
(4月29日に記す)