私の心の中では、

他者を傷つけるような言葉はNGワード

(NG=ノーグッド。

 使いたくないのでタブー)としている。


自分は使わないのだが、ついうっかり、

人にもそれを強要してしまいがちになる。


ある日、いつものように夫が娘たちに

「ゲームばかりするな。ばーか!」

「ゴロゴロしてるんじゃねぇ。ばーか!」

などと、上から目線で言い放ったので、


「・・・今・・・ばか、って言ったよね・・・」

と、ものすごく低いトーンで私がつぶやいたら、

夫は一瞬フリーズしたあと

すぐさま話題を切り替えた。


でも私はその後もムカムカしてしまって、

「そういう言葉を、娘らに言って欲しくない!!」

と怒りがたまってしまった。


すると、あっと言う間に、口内炎が1つ出来た。

私の体は、本当に鋭敏だ。我ながらビックリ。


今までは、自分がNGワードを言ったとき、

必ず、2~3日後には、口内炎が出来た。

この因果関係が理解できてからは、

自分の口からNGワードを出さないように

気をつけるようになった。


けれども、今回、NGワードを唱えたのは、夫。

なのに、何故私に口内炎が出来るのか?


自分の中を分析してみると、

「NGワードは使うな!」という命令形は、

「相手(ここでは夫)を自分の思うとおりにしたい」

という小我の意味とイコールであり、

さらに、そこに怒りが加わったために

口内炎として噴出したような気がする。


ああ、怒りよ。

この怒りに、どう落とし前つけたらいい?

口の悪い夫はこれからもNGワードを使い続けるだろうし、

さりとて、それについて自分は怒るな、というのは、

まだまだ修行の足りない私には難しい。


ふと、名案を思いついた。

人が、(私にとっての)NGワードを言ったときは、

「な~んだ、寝言か。」

と、気にしないようにすること。

そうすれば、腹も立たないはず。


翌日、夫が、次女の朝食のトーストに手を伸ばし

「おいしそーぉ。たーべちゃおーーっと」

と、意地悪い言い回しでからかった時も、

「それは子供の。欲しいならパパにも焼いてあげるから」

と、普段なら私が静止するところだったが、

「ああ、寝言。これは寝言なんだわ~」

と、気にするのを止めた。


すると、いつものような怒りが湧かなかった。

NGワード→寝言への変換作戦、大成功だ。


次女も私も、

パパのからかいに無反応だったので、

「ちぇっ、無視しやがって」

と、寂しそうに出社した夫。

なんなの、その寂しそうな被害者的態度。

知らんわい。自業自得でしょーが。


ともあれ、私は自分の中の怒りを

逃がすことが出来たおかげで、

口内炎が1日で治った。万々歳。


口の悪い夫がいてくれるからこそ、

こうやって我が身を振り返り

色々な作戦を練ることが出来る。

ありがたいことだ。


夫のカルマは夫のもの。

ご自分でナントカしてもらいましょう。