今までは、プラス思考をこう捉えていた。


ある1つの考え方や概念を、

プラス的なものかマイナス的なものか

(ポジティブな意味かネガティブの意味か)と

二者択一で判断し、分類していた。


けれども、ふと、

そんな狭い定義ではないと気づいた。


「プラス」というのは、文字通り、

「足す」という意味なんだ。


今までの自分の価値観になかったことを

新たに知ったとき、

古い価値観に上乗せ(=足す)していくことなんだろう。


新しい価値観を取り入れる前に

それが良いか悪いかを判断してしまい、

うっかり「悪い」とレッテルを一度貼ってしまったら

それを自分に「足す」ことは難しくなる。


仮に一つの情報(考え方、意見など)をAとするが、

このAという新しい情報について、

プラス(ポジティブ)かマイナス(ネガティブ)かと判断するのではなく、

Aそのものを「自分にプラスするか否か」

ということに、重点を置きたい。


で、私は、「Aが良いか悪いか」は脇に置いておいて、

「まず足してみよう」、と努力したい。


自分はリンゴが好き。みんな好きだろうな。 ← 今までの自分の価値観

Bさんは、「リンゴが嫌い」と言った。    ← 新しい情報(意見)

美味しいのに。Bさんは間違えている。   ←新しい価値観を拒否(足せない)

Cさんは、「ドリアンが好き」と言った。 ←新しい情報

ドリアン?知らない。知りたくもない。 ←新しい情報をさらに拒否

自分はリンゴが好き。みんな好きなはず。 ← 結局今までと変わらない

・・・という現状維持的な(=プラスしない)考え方ではなく、


自分はリンゴが好きだ。みんな好きなはず。 ← 今までの価値観

Bさんは、「リンゴが嫌い」と言った。      ← 新しい情報

ふーん。りんごが嫌いな人もいるのか。   ← これからの価値観

Cさんは、「ドリアンが好き」と言った。    ← さらに新しい情報

ドリアン?初耳。果物をまた一つ知ったぞ。←さらにこれからの価値観

         


取り入れ方で気をつけたいのは、

自分の今までの価値観を捨て去らないこと。


今まで+新しい+さらに新しい・・・と足し続けていくのがベターで、

(今まで-今まで)+新しい・・・にしてはいけないんだと思う。


なぜかというと、今まで自分がDという考え方だったのを

まったくちがうEにしてしまって、過去のDを嫌ってしまうと、

他者が持つDの考え方を今度は受け容れられなくなるからだ。


Dという考え方もEという考え方も、

両方地球上に存在するのだと受けとめ、

自分の懐を大きくしたい。


階段状に積み上げていって、さらに高みに向かいたい。


「Bさんが”リンゴを嫌い”と言ったから、

 じゃあ自分も、リンゴを嫌いになろう」とか

「Bさんをリンゴ好きにさせたい」とか

「リンゴとドリアン、どっちが美味しいか」など、

好き嫌いや「是か非か」だけでジャッジしていては、

いつまでたっても二値的な視点から

抜け出せないような気がする。


色んな意見や生き方があってこの地球があるんだ、

と受けとめられたら、

本当に世界は広がって楽しくなってくる。


古いものに新しい意見(見方、価値観)をどんどん足して

多値的な視点を増やしていくことこそが、

本当のプラス思考なのだろうと思う。


私にとっては、

現状維持(何も足さない思考回路)の人生なんて

ホントにつまらないことだから、

これからもどんどん足していく予定。