(昨日の記事の続き)


日に日にパワーがダウンしていく次女。

灰色になる顔色。うつろな瞳。

いつ貧血で倒れてもおかしくない状態だった。


18日の授業参観に行ったときも、

クラスの子どもたちと比べてみると、

はかなげで消えそうで、ものすごくやせ細って見えた。


これは本当にやばいと感じた。

でも、打つ手が見つからない。


10月19日の夜になった。

何かをして遊ぶ気にもならないようで、

台所で夕食を作る私の側に、しゃがんでうずくまる。


言葉で慰めるのをあきらめて、

私は別の手で行くことにした。


「次女ちゃん。深呼吸だよ、深呼吸!

 悲しくなったら深呼吸。

 つらくなったら深呼吸。

 困ったことがあったら深呼吸。やってみ。」


次女はおもむろに立ち上がって

ラジオ体操のようにスーハーしてみるのだが、

空気が上手に取り込めないようだった。


うーん、ダメか・・・。


と、ふとこの間、

テレビで見たヨガ式呼吸を、突然、思い出した。


テレビでは、ヨガの先生が

「鏡を曇らせるようにハーッとする」と言っていたが、

別の言い方をしてみることにした。


「次女ちゃん、お手手に鳥の羽が乗っていると思って、

 フーッと飛ばしてご覧。これも深呼吸になるから。

 いやなことがあったら、それを手のひらに乗っけて、

 フーッて飛ばすんだよ。そうしたら落ち着くよ。」


「でも学校でそれをやったら、

 先生に遊んでいると思われて怒られちゃうかも」


「そのときは、手は出さないでいいから、

 ただ、フーッとすればいいよ。そうしたら、ばれないよ」


「わかった。」


次女は、夜寝るまでずっと、素直にフーフーしていた。


(つづく)