先日、初めて、

小学校での読み聞かせボランティアをした。


担当の教室に入り、

机と椅子を全部後ろ側に下げて、

子どもたちは私を真ん中にして座り、

半円を作る。


持ってきた絵本を子どもたちに見えるように広げて、

私は読み始める。


同じボランティアのお母さん方も

自分の番では無いとき

(読み手は1日1人だけ)は

教室の後ろから見学している。


なにぶん、初心者なので、

上手に出来るか自信はなかったが、

はっきりと声を出そうと心がけた。


周りから、時々息を呑む声もしたので、

ちゃんと聞いていてくれてるのだろうが、

それ以外には子どもたちの反応が薄かったので、

終わった後も「うーむ。これで良かったのだろうか」

と、一抹の不安がよぎった。


教室を出て、廊下でボランティアたちで集まった。

その中のベテランの一人が

「あのね、本の持ち方が逆だったわよ。

 (身体の左側に持つべきだった。)

 あと、本の下から手を添えてね。云々」

と、いくつか、私にアドバイスしてくれた。


「・・・あ、そうですか。ありがとうございます。」

と私は礼を言ったのだが、

心の中で、じわじわと反感が湧き起こった。


「どうしてそういう大事なことを、

 もっと早く言ってくれなかったのか?!」

という思いだ。


私の心は、まだどこかに完璧主義な部分があって、

失敗すると、とたんに自分を許せなくなってしまう。


「失敗した。私はへたくそでダメダメだ。」 ← 自分を悪く言う


「アドバイスを伝えるのが遅い、この人が悪い」 ← 相手を悪く言う


「もう、やりたくない。恥をかきたくない。」 ← 責任放棄 逃避


完璧主義の穴にストンと落ちてしまうと、

自分の周りの世界が、悪意の塊に感じてしまう。


けれど私は、その考え方を、すぐさま頭から振り払う。


「有り難いアドバイスをいただけた。

 これをふまえて、次はもっと上手に出来るだろう。」と。


考え方を切り替えただけで、

アドバイスをくださった方に感謝の気持ちが湧き、

次へのトライが待ち遠しくなったりするのだった。


人間の(少なくとも私の)心は、本当に単純だ。


****


スピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんは、

「悪意 善意」というタイトルの本を上梓している。


このタイトルにちなんで話を進めたいが、

通常私達は、他者へ

意識的であれ無意識であれ、悪意か善意を乗せて

言葉を発したり態度で示したりする。


だから出来るだけ、自分からアウトプットする際は、

「善意を乗せた方が良いよね」という話である。


けれど、今回の件で学んだのは、

反対の立場から見た場合。


相手からいただいたものはどんなものであれ、

「善意として受け取ろう」ということを、私は学んだ。


アウトプット(差し出すもの)も良いものを出し、

インプット(取り入れるもの)も良いものとして受ける。


そういう気持ちが大切だなあと、しみじみ感じた。


何故そんな風な思いで

いちいち、やりとりをしなくてはならないのかと

疑問が湧く人もいるかもしれない。


もちろん、どんな風にインプットアウトプットしようが、

それはその人の自由なのだ。どうぞ、お好きなように。


ただ、少なくとも今の私は、

善意のインプットアウトプットが気持ちいいだけ。


自分にとってのベストを差し出した、

あるいは、価値のあるものをいただいた、という気持ちが、

私自身から見える周りの世界をパーッと明るくしてくれる。


それによって、「今、ここ」が、私の幸せのひとときになる。


*****


さて、次の私の番は、2学期になるだろう。


今回のアドバイスをきちんと取り込んで、

次回、頑張ろう。うん。^^


そんなとき、教室から一人の男の子が出てきて、

「今日は、ありがとうございました」

と私に、丁寧にお礼を言ってくれたのでびっくりした。

思いがけなかったので、うれしかった。


さらに今度は、次女(次女のクラスでやった)が

私の所へやってきて、

「その本、図書館で借りたの?

 家でもう一度読みたい~」

と言うので、今日返却するつもりの本だったが

一日だけ見送ろうと思った。


(読み聞かせのために借りた本は

 自分の子どもにも内緒であり、

 本番当日に我が子にも楽しんでもらう、

 という、当ボランティアの意向による。)


読んだ本に興味を持ってくれたのが

たった1人でも2人でも、いてくれたのなら、

もうそれで十分報われた気がした。




ちなみに、今回の読み聞かせ本はコチラ

絵にインパクト、ありすぎ~。 ↓

給食番長 (cub label)/よしなが こうたく
¥1,575
Amazon.co.jp


ついでと言っては失礼だが、

こちらの本もご紹介。↓


悪意/善意 たましいの素顔/江原 啓之

¥1,365
Amazon.co.jp

全ての物事を、善意として受け取るか、

悪意として受け取るかは、自分次第なんだね♪