この間テレビで、とあるタレントの密着取材をやっていた。
その人は、美意識が高くて、
香水だったか化粧品をプロデュースするまでになった。
ボトルの形、液体の色、包装される箱全てにおいて、
細かい指示を出すなど、彼女は頑張っていた。
店内に初めてそれが陳列されるときも、
前日の夜遅くまで店のディスプレイにこだわり続けた。
果たして翌日の製品デビューの日、
店内は人だかりが出来て、製品は飛ぶように売れ、
大成功・・・のはずだった。
が、彼女は、控え室で気分を悪くし、倒れてしまった。
以前から、パニック障害をかかえているとのこと。
普段の仕事のときは大丈夫だが、
何かしらのプロジェクトでプロデュースをするときに
過呼吸になったりじんましんになるらしい。
その番組を見たあと、
私は、家にあるスピ系の家庭の医学を読んでみた。
過呼吸やじんましんは、オーバーワークの時に
出てくる、というようなことが書いてあり、納得がいった。
美意識に従って仕事をするのはとても良いことだが、
他の人の仕事にまで手を出そうとするのは
テレビで見ていて、明らかにやりすぎのような気がした。
プロデュースする範囲はどこまでか、
本人がうまく掴んでいないのが原因だと思う。
たとえば食品メーカーは、
自分たちの製品に責任を持って作るが、
それをどう店で陳列するかは各スーパーに任せるはず。
美意識を持って製品を作るまでは彼女の仕事であろうが、
デパートの一角をどうするかは、そこのスタッフに
任せても良かったような気がする。
これからも彼女には頑張ってもらいたいが、
世界全てを自分の美意識に合わせようとせず
「ここは、他の人の仕事だから」と手を引くことも
学んだ方がいいんだろうなあ、と、
無責任な主婦は、ぼんやりと感想を抱くのだった。