私はどうやら、HSPらしい。


ESP(エスパー、超能力者)ではない。


HSPは、the Highly Sensitive Personの略で、

「とても敏感な人」という意味だ。


この用語は、現在読んでいる本、

『ささいなことにもすぐに「動揺」して

 しまうあなたへ。』に出てくる。


私は、日頃から、ちょっとした刺激でもだめだ。

逆境に猛烈に弱い。

少しでも新しいことを頼まれたり経験したり、

めずらしいことがあったりすると、

それだけで動悸が激しくなってしまう。


子どもの頃、学校に通っているときは

まるで日々違う種類の

絶叫マシンに乗らされているような

刺激的な毎日で、いつもヘトヘトだった。


専業主婦になってから

日々の刺激はかなり減ったものの、

それでも突発的にPTAの集まりがあったりすると、

予定の時点でドキドキしてしまって、疲れてしまう。


たくさんの人がいる体育館にいるだけでもつらい。

ただお母さん方が楽しくざわざわと談笑しているだけでも、

私にとってはこれから集団リンチが始まるのではないか、

と思えるぐらいの恐怖感があったりする。


この対人恐怖は一生治らないから、

ずっと友人も作らないまま

日陰でひっそり生きているのが一番だと思っていた。


ところがこの本を読んだら、目から鱗。

ものすごく気分がすっきりしてきた。


私は単に「ドキドキしやすい気質(体質?)」であって、

その「神経の高ぶりすぎ」を

誤変換していたにすぎないのだとわかった。


吊り橋効果という話があるが、

揺れる吊り橋でドキドキしている男女は

恋が芽生えやすいという。

ドキドキを恋愛感情と読み違えてしまうからだ。


で、私のドキドキもそうで、

人の大勢集まっている場所に行くのが少ないから

それだけで気分が舞い上がっているとか、

あるいはざわざわする音が耳障りだとか、

何らかの刺激で動悸があるだけなのに、

「これは、自分が人嫌いだからだ」と恐怖に変換したり、

「もしここでヘマをしたらどうしよう」と心配にすり替わる。


ひょっとしたら、久しぶりに華やかな場に来て、

ウキウキした気分のドキドキかもしれないのに。


なので、心臓が高鳴りやすいということを

あらかじめしっかり自分で把握しておき、

経験の少ないTPOに遭遇したら

「あらら、高ぶってるね。でも、そのうち慣れるよね。」

と自分を落ち着かせればいいだけのことだった。


落ち着く呪文や深呼吸すること、

多少気分が静まる窓際に移動するなど、

まずは落ち着くような対処法を

いくつか考えておくだけでも気が楽になるんじゃないか?


ドキドキする自分を受け容れたくなかったから、

「集団(他者)のせい」にしていたのかもしれない。


自分の「敏感さ」と、もっと友達になろうと思う。


またひとつ、自分を知ることが出来て良かった。

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 (ソフトバンク文庫NF)/エレイン・N・アーロン
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