私だけかもしれないが、

読書をしているときで、

しかもその本が自分の成長にとって

必要で有益な内容

(宗教、哲学、スピ系)であるほど、

突然、食欲が湧いてくることが多い。


本を読み進めたい気持ちと

「食べないと!」という気持ちがせめぎ合い、

活字に集中できなくなってしまう。

結局、本を閉じてふらふらと台所へ行き、

小腹を満たすお菓子

(アーモンドチョコ1つとか

 あめ玉1個とか)を探して口に放る。


ほっとして、また本の場所に戻る。


こうした変な癖のようなものは

ずっと続いていて

自分でも変だよなあと笑ってしまう。


お菓子類を口に入れても、

実際の所、満足しているわけではない。


「何かの栄養を取り入れたい!」

という強い欲求に翻弄されているだけであり、

そもそも肉の要求ではないのだから。


だったら、最初から、

「この本は私の栄養になる。ありがたい。」

と思いつつ、先を読めばいいのだ。


心の栄養素を欲しがっているのに、

体の味覚の要求と間違えてしまうなんて、

まだまだ私は修行が足りないなあと思う。


ところで最近、今まで見向きもしなかった

生クリームいっぱいのケーキが

欲しくなったりするようになった。


わざわざ店に買いに行って

ケーキを食べてみたら、

美味しいことは美味しいのだけれど、

「あれ?うーん。やっぱり、これじゃない。」と

首を傾げてしまう。


たぶん、今の私の心境は

「甘くてふわふわな気分」を好ましく

感じているのだろう、きっと。


昔の心の好みは、キムチ味だった。


でも、今は、ロールケーキ風味。


なんだか初恋で胸いっぱいの乙女のようだよ。