とある本に、

「五十音を例にとって、

 それぞれの文字で始まる

 ”最高の言葉”を考えてください。

 例:あ-愛 」

というワークが載っていた。


良さそうと思うことはすぐ実行したくなるタチなので、

早速ノートを開いて、書いてみることにした。


が、このワーク、やってみると、案外むずかしい。


最高の言葉どころか、ポジィティブな言葉を

まず頭からアウトプットするのさえ

かなり難儀した。


どれが最高の言葉か決められないので、

とにかく思いつくままポジティブワードを

五十音順に、全部書き出してみる。


すると、だんだん楽しくなってきて、

「あ、あれも書こう。これも、ポジティブだ。」などと

書いていくうち、ノートがポジティブワードで埋まった。


満足まんぞく。


これからも、新たにポジティブな言葉を見つけたら、

そのつど書き出していこうかな、と思った。


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そのあと、まったく別の本を読んだ。

その本は、ネガティブワードがてんこもりだった。


「悪口を言われたら、こう切り返せ」

というハウツー本だったのだが、

その例にある悪口を読んでいるだけで、

気分がどんどん急降下してしまった。


家族に対しても、優しい言葉掛けが出来なくなった。

ネガティブワードを読んだだけなのに、

こんなにも支障が出るとはびっくりだ。


就寝時間になっても気分が優れず、目が冴える。

払拭できないこの思い。どうしたものか、と悩んだ。


そこでふと思いついたのは、

ポジィティブな言葉で頭を一杯にすること。


昼間、ノートにたくさん書いたことを、

ランダムに思い出してみる。


「明るい明日。ふわふわあったか毛布。冷静な雪景色。

 力強い赤ちゃん。幸せの喜びに満ちあふれた桜色。

 親愛なる出会いの胸躍る海の青さと

 透明なダイヤモンドの輝きとクリスマスイルミネーション。

 母のぬくもりと夢一杯の気球・・・」


などと、日本語の文法は無視して、

肯定的で美しそうな単語を

頭の中で色々と並べ立てていたら、

心がすーっと軽くなり、いつの間にか気持ちよく寝ていた。


日頃、私はちょっとしたことでも気になることがあると、

すぐに眠れなくなってしまって徹夜になるタチだ。


けれど、今回のやり方は、とても良い睡眠導入になった。


また眠れない夜には、これをやってみようと思う。


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ふと思ったのだが、

こういう風にポジティブワードで頭を満たすことって、

アファメーションとかマントラに近いかも。


さらに、「祈り」にも通じる気がする。


神様に「●●になりますように」という祈りもいいが、

たとえ単語の羅列であろうと

肯定的なイメージのある言葉をたくさん使って

頭の中を清浄な空気で満たすことは、

私にとってはとても実りが多い気がした。