月刊雑誌の「致知」を購読しているが、

積読だったので夏休みにまとめて読む。


2009年2月号の致知随想に

興味深い記事を発見。

上野重喜(放送ディレクター)さんの記事で、

トルコ人から教わった「世界の常識」、

というタイトルだ。


上野さんはあるトルコ人と知り合いになったが、

その人にこんな話を聞いたという。


トルコ人の彼は、かつてのオスマン帝国の

末裔だということに誇りを持っていた。

十三世紀末から二十世紀まで

六百年以上続いたオスマン帝国。

実はこのような長い年月、

他民族を支配するために、鉄則があるのだそうだ。


それは、『50年先を見越し、

教育によって被支配国の伝統や文化を骨抜きにし、

自分たちの思いどおりの国に変えてしまう、というもの』。

(『』部分は、文中より引用)


で、このトルコの人は、来日したこともあり、

日本が想像以上にアメリカナイズされて、

日本古来の武士道精神をすっかり失っていたことを

目の当たりにした、とも話した。


*****


第二次世界大戦後、日本は確かに復興したけれども、

じわじわとアメリカの文化に侵略されていたのかも。

そう考えると、とても怖い話。


戦前や戦時中の考え方は、

戦後にはすべて否定されているが、

自然を愛する心、他者を思いやるなどの良い面もあった。

そういう良い部分まで抹殺してしまうのは、

結局、日本の文化を根絶やしにしてしまうのと同じ。


戦争中のことは、それとして反省するけれども、

日本古来の美徳は今一度思い出したほうがいいと思う。


アメリカの文化を今から全部取り外すのは無理だが、

出来る範囲からでいいから

日本人らしい食生活、

日本人らしい生き方、

日本人らしい心のあり方などを復活させたいものだ。


もったいない精神とか、親孝行とか、

弱きものに手を差し伸べる思いやりとか、

自然を愛し守る心構えとか・・・、

他国には考えられないほどの美徳を

日本人は昔からずっと持っていて、

DNAに刻み込まれているはず。


それを絶やしてはいけないように思う。


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先のトルコの人は、こう語る。


「戦後のアメリカの教育を受けて育った

 日本の指導者たちが、

 これからどのような日本を作っていくかです。

 まさにいまが分岐点。

 このことは世界の一大関心事でもあるんです」


日本が戦後50年を迎えたのは、1995年。

今年で、戦後64年になるそうだ。

どうだろう。もう、アメリカに侵略された状態で、

日本文化は絶えてしまっただろうか?


まだ、間に合うというのなら、

私たちは、DNAを振り絞ってでも

日本のものを表に出す努力をするべきだ。


そうしないと、国名と日本語以外、

本当に、「古き良き日本」が

この世からなくなってしまうだろう・・・。