「無手の法悦(しあわせ)」という

ノンフィクションを読んだ。


著者の大石順教さんは、

明治の頃、17歳の時に、

まったく本人には過失がないのに

刀で両腕を切り落とされてしまう。


ところが彼女は、犯人を恨まず、ゆるす。

そして、口で筆をくわえて文字を書くことを覚え、

この本を著した尼さんである。


彼女は、両腕を失ったからこそ、

大きな物をたくさんいただいた、と書いている。


この本を読んで、自分を振り返ってみた。

以前、2~3年前だったか、

出家したいと思ったことがある。

けれども、しなくて本当に良かった。

あの当時、私は慢心の塊だった。

自分は全部悟ったつもりでいたからだ。

あほだ、アホすぎる。

なんという恥ずかしい自分であったことか。

この本を読んで、顔から火が出る思いがした。


まだまだ私には至らない点が本当に多い。

それに気づかされた。心が痛むくらいに。

出家とか、修道とか、そんな形にこだわるなんて、

本当につまらないことだった。

今ここでやるべきことをしようと思った。


・・・他にも色々書きたいが、

とにかく本の内容が素晴らしくて、

私の読書感想など、寝言のようなものだ。


謙虚さを学ぶためには、この本はお薦めです。


無手の法悦/大石 順教
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