何か新しいことに気がついて
視野が広がったとき、
「あ、卒業出来た!」と
その都度喜んでいた。
そしていつか、
もっともっと大きい卒業をしようと、
ずっと思っていた。
けれど、昨日。
ふっと、わかってしまった。
その「大きな卒業」はないのだ、と。
永遠に私は学び続けるのであって、
私という魂は
永遠に私でありつづけるのだ、と。
もしかしたら、私はどこかで、
自分自身から卒業したかったのかもしれない。
一種の逃避だったのかもしれない。
けれど、その卒業はない、とわかったら、
なんだかとても安堵の気持ちに満たされていた。
たくさんの学校に転入転出しようと、
たくさんの学校を卒業しようと、
私は私で存在し続けるんだ。
卒業を電車の終点と言い換えても良いかも。
メビウスの輪のような線路を走る私は、
様々なトンネルをくぐり抜けている。
線路は裏になったり表になったりする。
傍目には同じ所を単に
グルグルまわっているだけかもしれないが、
周回を繰り返すたびに、
また新たな学びをし続けるんだろうな。
今までは、いつか止まりたいと考えていたけれど、
今は、走れることの幸せに気づいた感じ。
卒業にこだわるのは、もう止めようと思う。
終点など、もはや、どうでもよい。
今の、変わりゆく景色を楽しもう。
今を楽しめること。
それが一番の幸せ。