昨日隣の部屋 という記事を書いたせいか、
夕べ、変な夢を見た。
私が小学生の頃、我が家はある事務所の管理人をしており、
1階に事務所、2階に家族で住んでいた。
その事務所は、両親ともそこで働いているわけではなく、
他人がたくさん朝来て仕事し、夕方帰宅する場所。
つまり、他人の領域。
私や弟たちみたいな子どもは、入ってはいけない場所だった。
(とはいえ、厳密に「入るな」とは言われていない。
むしろ、客がいないときは、事務所の人に
ソファーで遊んでいても良いよ、とさえ言われた。
が、私はやたらと遠慮して、ことわった。)
その事務所が、何故か夢に出てきた。
入ってはいけないはずの、隣の部屋として。
夢の中の私は時間が知りたくて、当時のように、
親に隠れて事務所にある掛け時計を見にいく。
(その時計は大きくて見やすかった。
事務所に誰もいないときで、時間が知りたいとき、
私はこっそり中に入り、ドアを開けて、
顔だけを事務所の中に入れた。
その状態で上方を振り返ると、
その時計を見ることが出来た。)
ところが、その時計の長針が、夢の中では
何故か私の「書き方鉛筆」になっていた。
数日前に落としたはずの私の鉛筆を、
事務所の誰かが拾って、
それを壊れた時計の針の代わりにしているようだ。
鉛筆を代用するとは面白いアイデアだなあ、
と、なんだか、面白く感じた。
ふと、右横を見ると、そこには小さな洗面台があって、
置き手紙がしてあった。
「○○(食べ物)は、△△にあります」のような内容で、
「ああ、これは私が読むべきものではない。私宛ではない」
と感じ、じっくり読まないよう、目線を外した。
で、今度は、ふと左に目を転じると、
誰もいないと思っていた事務所に、
向かい合って立っている若い男女がいて、
男性はスーツ、女性は事務の制服を着ていた。
で、今まさにお互いが体を抱きしめようとする瞬間だったので、
私は心底仰天し、
「うわっ、とんでもない時に入ってしまった。ごめんなさい」
と心であやまりながら、すぐさま事務所のドアを閉めた。
(実際には、こんな場面を見たことはない)
そんな夢を見て、また自分なりに分析してみる。
鉛筆は、削れば短くなるものだ。
が、夢の中の鉛筆は長かった。
だから、私の持ち時間はまだ長い(寿命が長い)、
という意味に取れた。
夢の中の男女は、いやらしい感じというより、
旧友に出会ってうれしい、というような爽やかさだった。
真の友情というか、愛情を感じた。
見ているこっちも、向こうの二人も、やましいところはない感じ。
けれど、何故か私一人で、おたおたしてしまっている。
時計と、置き手紙と、このカップルには共通点がある。
つまり、見てはいけないものを見てしまって、
やたらと恐縮している自分がいる。
無意識の扉を開けたら、そこには怖いものはなかったが、
そこに入るべきではなかったのではないだろうか、
と、うろたえている私。
自分の無意識の領域が、まるで他人の場所であり、
侵してはならない聖域のような・・・。
誰も入っちゃダメとは言っていないのに、
自分で「ここは立ち入り禁止なのだ」と思いこんでいる。
そんな気持ちが投影されているような夢ではなかろうか。
私の無意識の領域、なんだか奥が深そう。う~む。
でもでも、ひょっとして、この変な罪悪感さえ取れれば、
私は無意識の部屋に自由自在に入れるのかもしれない。