今春に新一年生になる次女。

小学校での入学説明会が、数日後の平日にある。

が、その2時間半枠に、

次女が幼稚園バスで帰宅する時間とかぶる。

仕事が忙しいとはわかっているが、

夫に次女のお迎えを頼めないだろうか。


そう思っていたら、夫が会社から帰宅してきた。


話しかけようとしたら、

夫は「ただいま」も無しに、いきなり私に文句の嵐。

「まったく、いつも家がちらかしてある。

 それに、子どもたちを風呂に入れて無いじゃないか。

 いつも同じ事を言わせるな!腹が立つ!!」


あ、今日は機嫌が悪そう。でも、聞いてみよう。

「・・・あのさ、○日の金曜日、午後だけで良いから

 次女のバスのお迎え、頼めないかしら?」


「無理!」

夫は背中を向けて、自室に入ってしまった。


私は、夫の態度に腸が煮えくりかえってしまった。

何なのよ!私だって、遊びで頼んでいるんじゃないのに!

入学説明会とかぶるから頼んでいるんじゃないか、こんにゃろ!

と、心の中で無言で反論する。


が、ふと思い直してみれば、

私のさっきの説明では、”入学説明会”という

キーワードを入れるのを忘れていたなあと気づく。


夫も言葉が足りない(状況を聞く姿勢がない)と同時に、

私も説明が足りないのではないかと、少し我に返る。


とはいえ、ムカムカが収まらなかったので、

子どもたちに「早くお風呂に入りなさい!!」と

キツイ調子で怒鳴ってしまった。

つまり、夫への怒りを子供に向けてしまった。

次女は私の怒鳴り声に反ベソ状態になった。いかん、いかん。


私は一人、別室へ逃げて、深呼吸をする。

「この怒りは、夫への怒り。子どもへ向けるな。

 それから、夫とは、これからも

 ずっと仲良くしたいと思っているんだ。」

と、心の中で、自分の正直な気持ちを見つめる。

「夫に頼めないなら、

 有料だけど、幼稚園で延長預かりしてもらおう。」

と、対策も浮かんだので、心が落ち着いた。


なんとか怒りが収まったので、

また居間に戻り、子どもたちを風呂に入れた。


しばらくして自室から出てきた夫は、

さっきとは違い、なんだかニコニコしていて、

私にキャッシュカードを渡してくれ、

「これからはこれで買い物してくれよ」と言った。


私は夫名義から引き落とされるそのカードを

「ありがとう♪」と受け取る。


さっき、別室で一人考えた思念がテレパシーで

夫にも届いたのかもしれないなあと、密かに思った。

(私にはテレパシー能力は無い。

 あまりの夫の変化により、そう感じただけ。)


ただ、さっき、次女に怒鳴ってしまったことで、

次女の泣きべそがその後しばらくつづいてしまった。

これは私のせいなので、次女にあやまって、

なだめる時間を多く費やした。


自分の怒りは、自分の中で処理せねば。

でないと、自分で仕事を増やす羽目になる、と勉強になった。