先日、図書館で、こんな本を見つけた。
吸い寄せられるように立ち読みしてしまった。↓
- ふしぎだね!?アスペルガー症候群(高機能自閉症)のおともだち (発達と障害を考える本)/内山 登紀夫
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これを読んだら、自分にも思い当たる節があって、
大いに納得した。
授業に集中出来ない。
思い通りにならないとパニック。
会話がかみあわない。
グループ行動が出来ない。
100点でないと気がすまない。
ドッジボールが出来ない。・・・という目次がある。
以下は私の主観。
(全てのアスペルガー症候群の人に
当てはまるわけではない)
授業に集中出来ないのは、
耳からの情報が素直に頭に入らなかったから。
先生の声、教室の無駄話、外の鳥の声が全部入ってくる。
不要な入力情報は遮断しないと集中出来ない。
文字からの情報は落ち着いて読める。
私は音楽を流しながら等の「ながら勉強」は出来ない。
パニックになったのは、
たくさんの情報を分析する時間が足りなかったから。
会話がかみあわないのは、
相手の気持ちを推し量れなかったから。
グループ行動が出来ないのは、
Aさんへの態度とBさんへの態度を変えていたので、
AさんとBさんが一緒にいる状況では
どういう態度をして良いか判断出来なかったから。
100点でないと・・・というのは、
プライドが高かったから。
99点以下だと自分に無価値感を感じたから。
ドッジボールなどのスポーツが出来ないのは、
ルールをあらかじめ知らないと動けないから。
こうやって書いていくと、今までは
自分が決めた「こうでなくてはならない」という価値観で
がんじがらめになってしまい、パニックになったり、
出来ない自分自身を卑下していたんだなあと思えてくる。
たぶん私の前世は、
何でも出来るがゆえにすごく傲慢で自分が正しいと思い続け、
出来ない人たちを馬鹿にするような嫌な性格だったのだろう。
だから、今生では逆の立場になって、
何も出来ないとはどういうことか
他人に責められるとはどういうことかを学んだのだろう。
おかげで、わかってきたことがある。
1)出来ることと出来ないことは、人によって違う。
2)自分が出来て、相手が出来ないことを、笑ってはいけない。
3)自分が出来なくても、卑下しない。
4)みんなどこかで役に立つものを持っている。
その人の価値を決めつけない。
5)出来ない人には、思いやりを持って接する。
全ての情報を伝え、出来るまで待ってあげる。
出来る方法が他にもないか、一緒に考えてあげる。
6)どうしても出来ないことは、助けを求めても良い。
7)むこうがヘルプを出したとき、話を聞いてあげる。
8)どうしても出来ないことには
見切りを付けて、他に出来ることを探す。
ざっと上げただけでも、これだけの学びがあった。
学んだ分だけ、心が成長出来たということだ。
だから、世間的には
私は高機能自閉症というくくりに入るかもしれないが、
今の心と体で生まれたことと、
今までの経験をありがたいことだと思っている。
冒頭の本にもどるが、
この本の内容は、高機能自閉症と呼ばれるお友達に対して、
どう接すればよいかを具体的に説明してある。
もし、このように周りが接してくれたなら、
私自身はかなり生活し易くなっていただろうと思う。
(たとえば、ドッジボールをする前に、
ドッジボールのルールを詳しく紙に書いてくれたら、
私は十分に納得して参加出来ただろう。
「ルールは知っているよね?」と決めつけられ、
何も知らぬままコートに押し込められ、
ボールがあちこちから飛んでくるのをよけるのは、
私にとっては恐怖でしかなかった。
また、「ルールを教えて」と自分の口から言うのは、
プライドが邪魔して聞けなかった。
なので、この本のように、
あらかじめルールを図で説明してもらえたなら、
プライドも傷つかず、安心してスポーツが出来る。)
では、こうやって周囲に優しく接してもらっていたら、
私にとっては心の学びにならなかっただろうか。
そうかもしれない。そうでないかもしれない。
どんな状況であれ、人はいつか学ぶのだろう。
優しく接してもらってわかることもあれば、
厳しく接してもらってわかることもある。
一番大切なのは、
今ここで学ぼうとする自発的な思い、なのかもしれない。