「日本人は、平和ボケしている。

 いつ、ミサイルがやってくるかわからないのに。」

・・・などと、戦争をあおる人がいる。

ミサイルが飛んでくる可能性もあるかもしれないが、

そんなのは、「今ここにある危機」ではない。

心配で空ばかり見て歩いていたら、電柱にぶつかるよ。


むしろ、「今ここ」を

きちんと見ていないことこそ危険なのだ。

はい、ここ、テストに出ますから、よく聞いてね。

(何のテストだ。↑)


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先日スーパーで買い物を済ませ、店を出たら、

自転車にふたり乗りする若いカップル(20代前半)を見た。


運転をする男性は、右手にピザパン、左手はハンドル。

右手の腹で、ハンドルを押さえていた。


一方、後ろの女性は、横座りに荷台に座っていた。

彼女は、左手に菓子パン、

右手には焼き鳥の串を持って、食べていた。


1)単に、ふたり乗りでさえ危ない

2)後ろの女性は、運転者の胴につかまっていない

3)運転者は、片手運転

4)後ろの女性は、鶏串を持って食べている

5)二人とも当然ノー・ヘルメット


私はもう、目が点になってしまった。


もし、操作をあやまり自転車がよろけたら・・・。


後ろの女性はあっと言う間に転げ落ちるだろう。

頭を打つかもしれない。

対向車にひかれるかもしれない。


女性の持つ串が、自分の口を刺すかもしれない。

あるいは、運転者を刺すかもしれない。


とても仲むつまじいカップルであるのに、

自分たちの軽率な行動で

愛する相手を大変な目に遭わせてしまったら・・・

などと、考えたりしないのだろうか。


そんなことを考えている内に、自転車は、

サーッと、坂を駆け下りていった。


今のところ、ニュースで聞かないので、

たぶんふたりは無事だったのだろう。良かったね。

でも、次からは気を付けた方が良いよ。マジで。

完食後に乗ればいいじゃないか。それだけのことだ。



ミサイルなど、もはや、どうでもいい。


普通の日常である、「今ここ」をよく見よう。


自分は軽率な行動を取っていないか、

日頃から自分の動きに注意しよう。


「これ、ちょっと危ないかな。でも、ま、いいか」

と、危険を放置していないか、確認しよう。


普段の生活で、自分を守ろう。他人を守ろう。


コレが本当の危機管理だと思う。



・・・とはいえ、そのカップルを放置したのは、

私の落ち度でありました。ごめんなさい。

この記事を読んだ人が今後気を付けてくれると嬉しいです。


(10月27日 記す)