長女の友達が2人帰宅した後、
長女が台所にいる私の所へやってきた。
「さっきまであったはずの、ゲームソフトが無い」
と焦っている。
長女は、友人のどちらかが
家に持って行ってしまったのではないかと
推測しているようだった。
私は「お友達を疑うのは、良くないよ。
もっと自分の部屋をよく探しなさい」と返事した。
長女はしぶしぶ、自分の部屋に戻る。
私は一人になった後、祈る。
「もし、お友達が持っていったのなら、ありがとう。
長女にとって、素敵な学びになりました」
そして、長女への共感を忘れていたことに気づき、
長女の部屋に行ってみた。
その部屋は相変わらず物が散乱して、
何がどこにあるのか全然わからない状態だ。
探しながら部屋を二人で片づけることにした。
長女は途中で、友人宅に電話して尋ねたが、
「知らない」と言われたようだった。
「じゃあ、やっぱり家だよ。探そう」と私は言いつつ、
内心では、そのお友達が嘘を付いているのではないかと、
ちらりと疑ってしまったことをここで白状しよう。
1時間かけて全て片づけて、掃除機までかけたが、
目当てのゲームソフトは見つからなかった。
「・・・まさか、ゴミ箱に落ちてないよね」と
セットしてあるレジ袋を私が持ち上げたら、
まさにゴミ箱の底に、ゲームソフトが落ちていた。
長女は、「お友達を疑うと、バツが悪いね。」と言った。
「明日、お友達にあやまっておきなさいね」と
返事しつつも、私も我が身の至らなさに恥ずかしくなる。
今回のことで思いがけず
長女の汚部屋がきれいになり、
母子の心も綺麗になった気がした。
良い経験を、ありがとう。
(10月7日記す)