(お食事中の方、ご遠慮下さい)
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先日、お腹を壊した。
トイレでひとり、地味な戦いを続ける。
何がいけなかったのか、
痛みで気持ちが朦朧としながらも、
必死でこれまでのことに思いを馳せる。
ここからは、私の脳内の考え。
肌寒い秋だというのに、タンクトップ1枚だった。
さっき、冷たい牛乳を一気飲みした。
ダイエットしているわけでもないのに、
適正な量の食事を最近怠っていた。
よく噛んで食事していなかった。
最近、長女に対して厳しかったかも。
次女への気配りが足りなかったかも。
家事を手抜きして、遊びすぎた。
ぎゃー、痛い。きっつい。
ああ、もう、このまま、死ぬのかなあ。
トイレでこのまま死んで、後悔しないかな。
何かやり残していないかな。
もし、このまま閻魔様の前に出たときに、
何を言われるかな。
それからそれから、まだ反省点が無いだろうか。
今のうちにあやまれることはあやまっておきたい。
そういえば、変容というのは、心だけだろうか。
体が変容することもあり得るのだろうか。
改造されているみたいに、きついんですけど。
いやでも、長女を出産しているときよりはマシだ。
それに、キリストが十字架にかけられたときよりは
マシに違いない。
両手両足に釘だよ。そりゃあ、痛かろう。
・・・って、は~、痛い、痛い。私も痛いわ。限界。
お腹を切り裂いて、痛みを出したい。う~う~。
こんなとき、どう、声をかけてもらえたら嬉しいかな。
いや、どんな言葉かけも、今はいらない。
何の役にも立たない。
つらいときには、周りの言葉は聞こえないんだなあ。
ひたすら孤独との戦いなのだ。
ひとりで痛みと向き合うしかないんだよなあ。
誰も代われない。私だけの痛み。
世の中には、体の痛みと長年付き合っている人もいる。
それに比べたら、私のこの1時間なんて・・・。
そのあとは、もう、痛みで何も考えられなくなって、
無心で呼吸に集中。
戦うこと1時間。
山場を越えた後、フラフラになってトイレを出る。
・・・やった、奇跡の生還。
まだ、生きている、ありがたい。
お腹を押さえながら、ゆっくり歩く。
居間で遊んでいる長女と次女に、
再会出来たことが奇跡とさえ思えた。。
「あ、ママ~。爪、切って~~♪」
まだ本調子でない猫背の私に、次女が要求。
「・・・は~い。いいわよ~ん。」
豪雪の中を歩く人のように足取りは重いが、
それでも小引き出しまで行って、爪切りを取り出す。
生きていなかったら、
子どもの爪さえも切ってあげられなくなる。
自分の痛みなんて、もうどうでもいい。
次女の小さな指をそっと支えることさえ、幸せだ。
生きていることが、ただただ嬉しい。
腹痛のおかげで、爪切りさえもありがたいとわかる。
だから、内観って好きさ。
見えないことが見えてくるから。