同じ体験をしても、
人はそれぞれ違うことを学ぶ。
例えば、大地震の後。
収集していた皿が全部割れてしまって、
「今後は最低限の枚数だけで良い」と気づく人もいるし、
飼い犬に助けられて
「愛犬を今まで以上に大切にしよう」と思う人もいるし、
家族と悲しい別れをして、
「もっとたくさん愛を与えておけば」と悔やむ人もいる。
失恋もそう。
ある人は、「もう恋なんてしない」と思ったり、
ある人は、「次はもっといい人を見つけよう」と燃えたり、
ある人は、「自分磨きを始めよう」と決めたり。
結局の所、その人が自分で結論を出したことが、
その人にとって正しい答えなのだろう。
だから、ある人から
自分と同様な失恋の体験をしたと聞いても、
「(私の結論と同じように)
もう二度と恋をするのはやめなさいよ」などと
頓珍漢なアドバイスや
押しつけがましいことなど、もう言えない。
どんな結論であれ、
その人が学び取ったことを尊重したい。
他人の問題集にけちを付けたり、
その答えを横から添削するのはもうやめよう、
と思っている。
私には私だけの、
天から与えられた問題集がある。
それをひたすら、解き続けていくだけだ。
この問題集を解き続けて
何がわかるかというと、
「自分」がわかる。
己を知るための大切な問題集が、
人生にちりばめられている。
あとは、やる気と根気だけ。