今までの自分は、

他人の意見を受け容れることが出来なかったようだ。

それに気が付いたのは、本当につい最近のことだ。


先日、私の考えとは違うことを言う人がいた。


で、私は、まずその人の話を聞いた。


その人の考えの内、

ここと、ここに、穴がある・・・と確認。


さあ、では、これから、

そこを突いていこうと、口を開く直前、

「あ、何をしようとしているんだろう」と

突然、自分を振り返ってみた。


その人に反論しようとしていたことは確かだが、

実際の所、その人の意見ではなく、

その人自身をこてんぱんにしようとしていた自分を

突然理解して、呆然とした。


私はその人をとても大切にしたい。


その人を、ぐうの音も出ないくらいに

倒してしまうことは、私の本意ではない。


なのに、私は、今まで、こんな風に

意見が対立したときに、

相手を立ち直れないくらい

論破しまくっていたのではないか?


それがわかったので、

これから言おうとしていた事を全て飲み込み、

反論しようとしていたその人に

「貴重なご意見、ありがとうございました」

と返事して、その場を立ち去ったのだった。


無意識に人を攻撃していた今までの自分を

認めることが出来た瞬間だった。


意見を戦わせ、自分の正しさを主張して、相手を倒す。

これが今までの私だった(ようだ)が、

それをやらなくても、

自分は心穏やかでいられると気が付いた。


もう、自分と違う意見を聞いても、

すぐに怒りにまかせて刀を抜くような

ヘッポコ侍ではなくなったような気がする。


こうやって書くと、

そんな大したこと無い感じだが、

私にとっては一大革命の出来事だった。


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ふと、抜刀について、今、検索したら、

>「力技で斬れてもそれは斬れた事にはならない」

という一文を発見し、目を丸くしてしまった。

またしても、勉強になった。合掌。