ヒーローになんか、なりたくない。


そんな力はない。


そんなつもりもない。


でも、心のどこかに、重荷があった。


ならなくちゃいけないような重荷が。


誰かのヒーローに、だって?


捨てちまえ、そんなつまらない気持ち。


ライダーキックで飛んでいけ。


ああ、すっきりした。


捨てた後、やっと気がついた。


私はすでにヒーローだった。


自分で自分を助けるヒーローだった。


敵はもう倒した。