小5の娘が、「ママ、スカート買って」と言い出したので驚いた。

今までは、「ズボンが良い」と言っていたのに。

理由を聞くと、「体育の時に着替えるのに楽」だから、らしい。


また、胸のふくらみも気になりだしたらしく、

ブラジャーを買うか買わないかが最近の母子での会話だ。

(「じゃ、そろそろ、買おうか?」と言っても、

 「う~ん・・・まだいい・・・クラスで5人だけだし」と迷っている娘。)


こんな会話をするたびに、

「娘もどんどん『女』になっていくのだなあ」と感慨深く、

そして、とあることに気が付いて自分で驚いた。


「母親というものは、娘が自分より若く美しい女性に成長すると、

 かならず嫉妬するものだ」と、私は思いこんでいた。

が、どうやら、この私は嫉妬しないようだ。

どうやらこの常識(仮説?)は、私には当てはまらないようだ。


そもそも何故、このこだわりがあったのだろう。


白雪姫の話の読み過ぎか?あるいは別の理由か。


私が中学、高校生の頃、母はイライラすることが多かった。

どんなことであろうと私のやることには寛大だったのに、

たったひとつ、高校の進路でだけ反対されたことがあった。

「絶対、女子高はダメ。女子高に行くと、品格が下がるから」

などと、母は、自分が見た女子高のイメージを私に押しつけた。


それによって、「私が素行不良になると、母はイライラするのだ」

という観念が植え付けられ、脳内で、「素行不良=色気」となり、

「私が女らしくすると、母はイライラする」と変換されてしまったらしい。


当時の母のイライラは、父、つまり彼女の夫への不満だったようだ。

そして母は、リュウマチをわずらって大変な思いをし、

そこで何らかの悟りを得たと後で話を聞いた。


謎が解ければ、単純なことだった。

私は、ずっと自分の女性性を押し込めていたのだが、

それは私自身の単なる思いこみからであった。

・・・なんだ。もっと、青春を楽しめば良かった。

まあ今から、オシャレを楽しめば別にいいことだ。

あと、もう一つ、固定観念として頭にあるのは

「年をとったら、女性は更年期障害に悩む」ということだ。


これは、真実か。あるいは、やはり私の思いこみか。


これもやはり、なってみないとわからないのだが、

「ああ、そういう時期なのだなあ」と淡々とやり過ごしそうな気がする。


「更年期障害なんて、嫌!私はまだ若いのに!」などと

強気で体の不調に対抗しようなどと思うことは無いだろう。


どんなことでもそうだが、

自分にとって本当にどうしようもないときには

反抗も抵抗しないで受け入れてしまう方が楽だ。


成長して自然と女らしくなることもそうだし、老いることもそう。

単なる順序だ。巡る季節だと思えばいい。


「そうならないようにしよう」などと無理に抵抗するから、

自分で自分が苦しい思いをするだけなんだ。


私は、今の年齢で楽しめることをしよう、と思った。


さあ、娘のワンピースをネットで検索しよう。

娘の好みに合うようなものが、見つかると良いな。

あ、ついでに私の服も買っちゃおうっと♪