昨日は、幼稚園の敷地内を草取りする
ボランティアに参加した。
軍手と、マイ草刈り(左手用)を持参していく。
曇り空の蒸し暑い午前中、
園児のお母さんが100人ほど集まった。
広い敷地内は草ボーボーで、
時間内に終わるかわからなかったが、
開始の合図でみんなが散らばった。
秋の運動会のために、草を取る。
こういう単純作業は大好きで、
ただひたすら黙々とやるのが私の性に合う。
途中、知らないお母さんが話しかけてくるが、
私は話に夢中になると手がお留守になるので、
ポソポソと会話にちょっとつきあい、
その人が別の人と盛り上がった頃に
そっと逃げたのだった。
また一人で作業していると、
周りの声が知らず知らず聞こえてくる。
「毛虫が出てきたらどうしよう」
「蚊に刺されたらどうしよう」
同じ頃、私が考えていたのは、
「四つ葉のクローバーを見つけたらどうしよう」だった。
(どうやって持ち帰ろうかと思案していた)
「うちの庭だってほったらかしなのに・・・。」
「うちのジジババもやってるけど、
将来私もやらなくちゃならないかと思うとぞっとする」
などと、草取りについて
ブツブツ会話をしている奥さんたちが居たが、
私はそれを横で耳にしたとき、
「庭付きの家か。恵まれているじゃん。」
と心で思うのだった。
草を引き抜くと、地中の虫がわらわら出てくる。
10センチもあるミミズも出てきて、
数人のお母さん方は後ずさりして別の場所に逃げた。
う~む、この調子で本当に終わるのだろうか。
でも、とにかく、私は自分のしゃがんでいる場所を
ただきれいにすることだけ考えて草を抜くことにした。
自分のやったところだけでもきれいになれば、
私は大満足なのだから。
手近な所に草が無くなったようなので、
ふうっと息を吐き、立ち上がって周りを見渡すと、
敷地内全体の草がきれいになくなっていた。
周りのお母さん方の努力で、
すっかり草は取り払われていたのだった。
作業中、自分の手元を見ているばかりで、
周りを見ようともしなかった。
なので、あまりのビフォーアフターの違いに、
ただただ呆然としてしまった。
このときに、
「自分の場所だけをきっちりやっているだけでいい。
周りは神様や他の人がやってくれるのだから。」
ということがわかって、嬉しかった。
作業がすっかり終わり、
先生による終了の挨拶が済んだので
私は早々に帰った。
雲行きが怪しかったから。
家に着いてしばらくしたら、スコールのような雨が降り出した。
草取りが無事に終わって良かったなあと思った。