昨日、5円玉を拾ったという記事を書いたが、
この日、その後すぐ、もう一つ見つけた物があった。
それは、横断歩道のそばにポツリと横たわる、
息絶えたばかりのようなスズメの死骸だった。
下を向いて思索にふけっていた時だったので、
初めて視界に飛び込んできたときは
「おおう!」とびっくりして、
横断歩道上で飛び上がってしまった。
周りに誰もいなくて良かった。
で、心臓がドキドキしたまま、渡りきってしまった。
そして、振り返って、もう一度見る。
車通りの少ない道とはいえ、あのままでいたら、
あのスズメは何度もひかれて
そのうちペチャンコになるだろうと思われた。
自分がひかれないよう、車がないか確認して、
またスズメのそばに戻った。
まるで、眠っているようだった。
そのか細い両足をそっと持ち上げて、
(手のひらに載せてあげられるような余裕無し)
自分の進行方向とは逆に渡り終えた。
そちら側にちょうど空き地があるからだ。
足を持ったときから、
スズメに向かって我知らず言葉を発していた。
「チイチイ」と。
「チイチイ、チイチイ・・・」
ずっと口に出しながら、
空き地の端っこにスズメを置き、
手近な枯れ草をたくさん掛けて、手を合わせた。
「チイチイ、さようなら・・・」
儀式を終えて、その場を離れ、
また横断歩道を渡った。
そして、しばらく歩き過ぎ、
「あれ?何でチイチイ?」
と、自分の言葉にやっと気が付いた。
わからないけど、なんだかそれが
あのスズメの名前のような気がした。
もしくはあの時、自分が幼児化していたかも・・・。