麦茶を作るために、水の入った鍋を火にかけ、

うっかりそれを忘れてしまい、

居間で娘達とテレビに見入ってしまった。


あとで台所に入った夫がびっくりして、

「おい!お湯がグツグツしてるぞ!」と言うので、

「ああ、ごめん。火、消して~~」とお願いした。


あとから台所に入った私は、夫に

「バカか、お前は!!」

と怒鳴られた。


「はい、バカです」と冷静に返事した。


その返事に、夫が息を呑んでいた。


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そういえば、いつも夫に「バカだ」と怒鳴られて、

そのたびにムカムカしていた私だった。


が。そうだよ、そうだよ。

言われる理由がちゃんとあるんじゃないか。


それにはっきり気が付いた。


あと、もう一つわかったことがある。


「バカ」と呼ばれて、ムカッと来るのは、

「自分はバカじゃないのに」という反発心があったからだ。


反発心が起こること自体、

自分でバカを認めていることだった。


あはは、わかりやすい。


認めちゃえば、こんなに楽なことはない。