本の「思いやりのある生活」(ダライ・ラマ14世)に

気になった一文あり。


『仏教の教えでは、苦しみの消滅を

幸福の最高の状態と表現しています。』


つまり、こういうことだろうか。


山登りにたとえるとしたら、

山のてっぺんに登りきればやっと幸福なのではなく、

山登りしている最中、

自分の今歩いている道が明確であり、

そして、ほんの少し先にも目的があって、

登る山があることに感謝しつつ

黙々と歩いている状態が一番幸福ということなのだろう。


幸せとは、物を持っていることではない。

幸せとは、高揚した気分でも落ち込んでいることでもない。

ゼロとイチの真ん中を歩いていることなのかもしれない。


そういえば、あの「がばいばあちゃん」は

山登りのたとえでこんなことを言っていたらしい。

(孫の島田洋七さんが、テレビで語っていた。)


「山のてっぺんは、写真を撮るところ。

 長くいる場所ではない。

 上ったら、すぐ下山しろ。

 下の世界が本当の世界だ」と。


今いる場所が、山のてっぺんだろうと、

中程だろうと、ふもとだろうと、

そこに幸せを見いだすことが出来ることが、

一番の幸せ者なのだろう。


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