先日読んだ本は、

”ワードの「死後の世界」”(J.S.M. ワード著)だ。


この本は、著者のワード氏(テレパシー能力を持つ)が

亡くなった人から話を聞いて書いている。


死んだら、どんな世界が待っているのか。

興味があったので、読み進めてみた。


その中で、生前、陸軍士官だった人の話が出てくる。


この人は生前の行いがひどかったせいで地獄行きになったが、

そこでさらにトホホな行いをしたために

地獄の最下層まで落とされてしまう。


が、その人は、持ち前の精神力で立ち直り、

天使に導かれながら、地獄の階層を次々と上がっていく。


まさに地獄の底からはい上がってくる。

その迫力は、まるで映画のようである。


この話が本当なのかウソなのか、それはどっちでもいい。


ただ、私は自分が死んで、万一地獄行きになったときに、

抜け出す方法を知っておいた方が後々ためになりそうだから

知識として頭に入れておいた。


(芥川龍之介の「蜘蛛の糸」に話が似ていたので、

 そちらを知っている人は、この本を読まなくてもOK。)


それにしても、どん底まで落ちた人は、

上がるのも早いということに驚く。


ほどほどで過ごしていると、

ぬるま湯の状態で満足してしまう。

それが不平不満の渦中であろうと。


常に向上心は持っていたいものだと痛感した。

(ちなみに、ここでいう向上心とは、

 生活レベルはそのままでありながら、

 心を気高く保つ、という意味である。)


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人によっては、「死んでも、地獄は存在しない」と言う。

確かにそうかもしれない。


テーマパークのような場所は無い。

既存の場所に連れて行かれるわけではない。


地獄とは、個人が心の中で作り出す世界の反映だ。


裏を返せば、日頃の心がけ次第で、

たった今、自分が天国にいる気分にさえなれる。


もし、今、地獄のどん底に落ち込んでいる人がいたら

幸いだ。

その人は、あとは上がるだけなのだから。


どんな場所にいても、希望は持ち続けよう。

あなたを助けてくれる人は、いつもそばにいる。


こちらから手を伸ばせば、光は必ず見えるだろう。


あと、どん底から救い出してくれる紐の強度は、

自分の過去の善行も関係している。


今の内に、たくさん、良いことをしておこうっと。