「精神道入門」(小栗左多里 著)を読んだ。
「ダーリンは外国人」で有名な著者が
瞑想、写経、座禅、滝行、断食、お遍路をして、
その体験をマンガ入りでつづってある本だ。
これを読んで、よくぞ書いてくれたと
嬉しかったことがある。
実はこの本の中で著者が試した
「ヴィパッサナー瞑想」を
私も同じように独学でやったところ
「このままだと、確実に気が狂う」と
まったく同じ感想を抱いたからだ。
ブログにその当時のことを書いたときは、
その瞑想の名前は伏せておいたのだが、
まさしくこれで具合が悪くなったのだった。
自分に合わない瞑想をやると
かえって害になるのだなあと
身に染みて感じたことを
ありありと思い出した。
他の記事もずっと読んでみた。
座禅や滝行やお遍路さんも、
いつか本場に出向いて
やってみたいと思っていたのだが、
この本を読んだら、
「ああ、やらなくて良かった」と思えた。
作者が体験入門した各々の場所が
たまたま悪かったのかもしれないが、
こうやって体験記を読ませてもらうと、
全てのことがなんと無意味なことかと
しみじみしてしまったのだった。
写経を100枚書いたって、
滝に千回打たれたって、
座禅を10年やったって、
悟る人は自ずと悟るし、
悟らない人はずっと悟らないだろう。
こういう制約された場所から、
元の場所に戻ってきたときに
ほっとする体験は
確かにやってみる価値も
なきにしもあらずだが、
少なくとも私には必要なさそうだなと
勝手に見切りをつけてしまった。
なんだかもう、本当にどうでもいい。
ちまたで精神修養とよばれているものに対して
あまり心弾かれなくなってしまった。
もちろん今まで通り
スピリチュアルなことには興味があるし、
これからも自分の心を磨くことはするけれども、
既存の宗教に頼らないでやっていこうと
決意を新たにしたのだった。
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