「アイ、ロボット」という映画を見る。
- アイ,ロボット 特別編
- ¥1,399
- Amazon.co.jp
これは人工知能が自分は完璧であると思いこんで
暴走し、人間を統合しようとするストーリーだ。
「自分は完璧だ」と思うと、
それに固執してしまう。
そして、完璧でない他のものを
許せなくなる。
周りも完璧にしようとやっきになる。
誤差を許さない。
「遊び」や「余裕」が無くなってしまう。
完璧でない部分を消そうと無理するが、
全てを消すことは不可能なわけで、
それを押し通そうとすれば、暴走につながる。
暴走している時点で、すでに完璧ではないのに、
そのことに気が付かない。
完璧だから、自分を疑うことをしない。
自分が間違っているかどうかを
検証することもない。
****
完璧な神だと言う存在があるなら、
それは疑った方が良い。
完璧は、ありえないのだ。
限りなく完璧に近いけれども、
今後も変わり続けようとする神なら
それは本物だと思う。
本当の神ならば、
完璧でない部分をも許すだろう。
許すことが出来て、初めて完璧になる。
矛盾しているようだが、
全てを内包出来て完璧なのだから、
不完全な部分をも認めることが出来なくては
完璧とは言えないからだ。
不完全な部分を認めることこそが
「慈悲」につながる。
****
ロボット三原則、というものがある。
1)ロボットは人間に危害を加えてはならない。
また、その危険を看過することによって、
人間に危害を及ぼしてはならない。
2)ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。
ただし、与えられた命令が、第一条に反する場合は
この限りではない。
3)ロボットは、前掲第一条および第二条に反する
おそれのない限り、自己を守らなければならない。
(Wikipedia より引用)
この矛盾をはらんだ原則により、
ロボットは誤作動を起こすようだ。
人間はどうだろうか。
ロボット三原則の、ロボットの部分を
人間に直してみて、読んでみる。
人間なら、これが、当たり前に出来そうな気がしないか。
何故出来るかというと、
心の中に余裕があるからだ。
「ま、いいか」という許す気持ちがあるからだ。
何が一番良い行動なのか、
あらゆるTPOに合わせて
自分で判断出来るからだ。
だから、神様に似せて作られた人間も
完璧に近いのだ。
完璧でない自分を許せるからだ。