「アイ、ロボット」という映画を見る。


アイ,ロボット 特別編
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これは人工知能が自分は完璧であると思いこんで

暴走し、人間を統合しようとするストーリーだ。


「自分は完璧だ」と思うと、

それに固執してしまう。


そして、完璧でない他のものを

許せなくなる。


周りも完璧にしようとやっきになる。

誤差を許さない。

「遊び」や「余裕」が無くなってしまう。


完璧でない部分を消そうと無理するが、

全てを消すことは不可能なわけで、

それを押し通そうとすれば、暴走につながる。


暴走している時点で、すでに完璧ではないのに、

そのことに気が付かない。


完璧だから、自分を疑うことをしない。


自分が間違っているかどうかを

検証することもない。


****


完璧な神だと言う存在があるなら、

それは疑った方が良い。


完璧は、ありえないのだ。


限りなく完璧に近いけれども、

今後も変わり続けようとする神なら

それは本物だと思う。


本当の神ならば、

完璧でない部分をも許すだろう。


許すことが出来て、初めて完璧になる。


矛盾しているようだが、

全てを内包出来て完璧なのだから、

不完全な部分をも認めることが出来なくては

完璧とは言えないからだ。


不完全な部分を認めることこそが

「慈悲」につながる。


****


ロボット三原則、というものがある。


1)ロボットは人間に危害を加えてはならない。

 また、その危険を看過することによって、

 人間に危害を及ぼしてはならない。

2)ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。

 ただし、与えられた命令が、第一条に反する場合は

  この限りではない。

3)ロボットは、前掲第一条および第二条に反する

 おそれのない限り、自己を守らなければならない。

(Wikipedia より引用)


この矛盾をはらんだ原則により、

ロボットは誤作動を起こすようだ。


人間はどうだろうか。


ロボット三原則の、ロボットの部分を

人間に直してみて、読んでみる。


人間なら、これが、当たり前に出来そうな気がしないか。


何故出来るかというと、

心の中に余裕があるからだ。

「ま、いいか」という許す気持ちがあるからだ。

何が一番良い行動なのか、

あらゆるTPOに合わせて

自分で判断出来るからだ。


だから、神様に似せて作られた人間も

完璧に近いのだ。


完璧でない自分を許せるからだ。