昨日、ビデオで「博士の愛した数式」を鑑賞する。
小川洋子さんの原作で、小説も以前読んだ。
そのときに感銘を受けたので、
その映画も楽しみにしていた。
今回、見ることが出来て、本当に良かった。
事故により、80分しか記憶出来ない数学者と
その数学者の家に来た家政婦と
家政婦の息子、3人の物語だ。
話の折々に出てくる数字が、
物語を深くしていく。
映画を見ながら、気に入ったセリフを
どんどんメモした。
「素数は独立自尊の数。孤高の数。」
「虚数の虚は、謙虚の虚。」
「友愛数。神の計らいを受けた、絆で結ばれた数字。」
「見えない世界が見える世界を支えている。」
「永遠の真実は目に見えない。心で見るんだ。」
こうやって書いていくと、
初めて聞いた人は、「はて?」という感じだが、
映画の中で聞くと、猛烈に感動する。
数字や数学にはめっぽう弱い私だが、
この映画を見ていると、数学の美しさに酔いしれる。
虚数の「 i 」が、愛に聞こえる。
目に見えない数字。
πはおなじみの、円周率。
オイラーの公式も出てくる。
ちょっとブログではちゃんと書けないのだが
eπi+1=0
という風に書く。
私にはこの、「eπi」が
「(宇宙)いっぱいの愛」と読める。
永遠に続く数字。
それに、プラス1。
この1は何だろう。
葉っぱ1枚か。ひと1人か。
それとも人類全体を1とするのか。
有機物、あるいは宇宙ひとくくりが1なのか、
それはわからないけれど。
でも、それを足すと、ゼロになる。
ゼロは、輪に見える。和にも通じる。
ゼロは、何もないのではない。
全部をひっくるめた完全体だと、私は思う。
今、ふと思ったのだが、
人間を含めた生物ひとつひとつに
背番号が付いているのかもしれない。
その数字は、ひとつひとつ、とても大切な数字。
神様は、それをどんどん生み出して
長い長い数字の列を作り出していく。
だから、みんなが大切な数字。
必要不可欠な存在なんだ。
みんながいて、完全なんだよね。
過去から未来へ続く、長い長い歴史は、
数字の列になって、一本の無限の線になる。
私は、その中の、素数のひとつになりたい。
そんな風に思う。
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