昨日の記事に書いた対談の本
「27歳の決意・92歳の情熱」の中で、
日野原先生は続けてこうおっしゃっている。
『また医者や教師、牧師や神父も、
職責がヒューマンなことだといっても、
それでいいというわけではない。
こういう職種の人たちは、
自分の仕事がいい仕事だと思い過ぎていて、
別の何かのために
献身しようとする人が少ないんです。』
職業に甘んじていてはいけないのだと、
日野原先生はくぎを差しているのだろう。
主婦だから家族に奉仕していて
OKと思っていた私には
耳が痛い内容だが、
裏を返せば、
そういう職業に就いていなくても
ボランティアは可能だという意味にもとれる。
そういえば、こんなふうに
ボランティアに関して興味を持ちだしている私も
つい5~6年前までは、
絶対に自分はボランティアをすることが出来ない、
冷たい人間だと思って生きてきたので、
今の自分がとても不思議に思える。
ボランティアをしないよりはしたほうがいいけれど、
心の底からは、そのことに興味が持てないとか、
他の人よりも優しく出来ない等の理由で、
自分は冷たい人間だな、なんて考える必要はなかった。
今ならそう思える。
気持ちは後からついてくる。
ボランティア精神は、
気が付かない内にじわじわと
内面からにじみ出てくるものらしい。
親になってはじめて、
子どもという存在が可愛く思えるように。
今、心に無い感情でも、
あとからでてくることがあるから
自分を卑下する必要はまったくないんだ。
ちょっとでもやってみようかな、とか、
自分でも少しは役に立つかな、という
軽い気持ちではじめるといいかもしれない。
みんながそうやって
少しずつ手助けするようになったら、
この世界も
少しずつ良くなっていくだろうね。