先日、38度を超す高熱が出て、

「おお、いよいよお迎えか?!」

と、苦しみながらも

心のどこかで喜んでいた。


熱を出す前から、

地球人として生きていくことに

倦んでいた私。


テレビや新聞、雑誌を見ていると、

人の揚げ足取りをしたり

悪口を言ったり暴力をふるったり

仲間はずれにしたり

悪いことをあやまりもせず

相手に罪をなすりつける話ばかり。


そんなニュースばかり飛び込んできて

心の底から辟易した。


人間なんて、大嫌いだ。


自分が人間でいることも嫌になる。


かといって、直接的や間接的に

自分で命を絶つのは嫌だから、

突発的な病気か事故があったらいいなとさえ思う。


(こんなことを考えていたから、

 熱が出たのかもしれない。

 私はマイナス思考になると、体調を崩す。)


熱を出して、家事が出来なくなったら、

4年生の長女が、4歳の次女を風呂に入れてくれたりして、

思っていたよりも頼りになるとわかった。

「ああ、もう思い残すこともない」


ところが、熱は2~3日して治ってしまい、

また元通り、健康体になってしまった。


でも、健康なのは、とてもありがたい。

どんどん動くことが出来るのは嬉しい。


元気になって、思い直した。


人間に飽きてはいるけれど、

これからもまだまだ生きていかなくてはならない。


神様は、まだ私に何かをしろと言っているのだろう。

だからお迎えが来ないのだろう。


だとしたら、生きることをもっと楽しもうと思う。


嫌な人間の姿をもっともっと観察してやろうと思う。


マンウォッチングしよう。


もちろん、他人も見るし、自分も見る。

全てが対象物だ。


嫌だ嫌だと目を背けたりしないで、

しっかり見届けようと、気持ちを新たにした。


今回の風邪をひく前と後では、

明らかに自分の意識が変わっている。


きっと、体のどこかが死んで、

どこかが再生したのだろう。


そうやって、これからも

私は前に進んでいくのだろう。