昨日は ラオス語に 若者言葉のような2つの言葉があると紹介しました。




本日は、さらに いろんなパーサー(言葉)がある と言うお話しを。






ラオスは少数民族の集まる国。


ラオ族、モン族、アカ族などなど、その数およそ50とも言われています。

国名の LAOS は、LAO族を筆頭に複数の少数民族と言う意味で複数形の S がついて LAOS となっているのです。


ラオ族が全体の5〜6割を占め、首都ビエンチャンでは ほとんどの人がラオ族です。


ラオ族の言語は ラオ語ラオス 。

ラオス国の公用語になっているので、全ての民族(国民)が、義務教育でラオ語を習います。




ただ 公用語がラオ語でも

それぞれの民族に 独自の言語 が あるのです。(全民族ではないらしい)




私は 民族の言語には精通していませんが


ラオスに来て 始めて受け持ったクラスは、学生8人のうち5人ラオ族、3人はモン族でした。

そのときに、余った時間でモン族の学生にモンの言葉→モンを紹介してもらうことになったのですが

これがラオス語とは全く違い、とても興味深いものでした。


2〜3 習ったモン語の単語はとっくに忘れてしまいましたが汗


モン族の学生同士、流暢に話すモン語 の発音を聞くと、まるで中国語のようでした。

私は中国語もわかりませんが「シャ」や「シェ」sh の音が多いような

それでいて鼻に抜けるような(多少 仏語のような)音が聞こえてきました。

これは、ラオ語とは かなり違うものです。


また、モン語 の書く文字はラテン文字(ローマ字)で、それはまるでベトナム語のよう(多少 仏語のよう)でした。

※ベトナム語のような母音記号はありませんが。



発音は 中国語っぽくて 文字はベトナムっぽい(かつ どこか仏語のような)という モン語


興味深いです。



実際には、モン族という民族はラオス以外にも中国、タイ、ミャンマーに属し、モン族の中にも国別(地域別) に それぞれの発音と文字があるみたいです。

見つけたサイトを貼っておきます↓

織り人 -モン族とモン語




私が聞いたことがあるのは モン語 だけですが


それが 他の民族にもそれぞれ言葉があるというのだから…

ラオス全体でいくつの言葉があるのでしょう?


これまた興味深いです。




ちなみに、クラスに3人いたモン族の学生のうち1人は 英語も勉強したらしく話せました。

つまり この学生は、1. モン語  2. ラオス語  3. タイ語  4. 英語 と、4種の言語を話せるのです。


↓タイ語を話せる理由はこちら



一般的にもラオ族以外の民族は、特別に勉強しなくても最低3種の言語を話せる習慣にある ということで

逆に ラオ族は 他民族語が一切 ワカラナイアセアセ


後進国のなかでも少数民族で 教育も遅れているような場所なのに、多言語話せるのはすごいなと思うわけです。






 

この記事を書きながら、なんだか民族の言葉、言語に興味が湧いてきました爆笑





ということで 本日は


いろんなパーサー(言葉)

民族の言葉  でした。