ラオス語には
普通のラオス語以外に、若者言葉的な(正しい言葉ではない)2つの言葉があります。
たぶん…タイ語と同じだと思います。
一つ目は、ພາສາ KARAOKE
ພາສາ (Pharsar/パーサー) =言語、言葉
例えば、ພາສາຍີ່ປ່ນ → 日本語
ພາສາລາວ → ラオス語
KARAOKE =カラオケ
つまり、「カラオケ語」ということになります。
これは というと
ラオス語を、SNSなどで チャットやメッセージを送信する際に用いる言葉。
日本語でいう「ローマ字打ち」で、 konnichiwa (コンニチワ) といった 書き言葉? となります。
主に若者が使います。
ただ、ラオス語は日本語にはない発音が多いので、私には解読は難しいです。
たとえばこれ↓知人のFacebookのコメント
① okkは 多分ミス→ok
c pai ha drr は、カタカナで書くと→ シ パイ ハー ドゥー(ok 行くね!)
② ok khop jai... ma vai nea dr →ok コープチャイ... マー ワイ ネー ドゥー(ok ありがとう、早く来てね!)
これは知ってるフレーズなので、なんとかわかりますが、このカラオケ語だけでチャットされた日には…チンプンカンプンです
英語の話せるラオス人の友人(40代) も、これは読みづらいと言ってましたけどね。←英語がわかるだけに!
ちなみに、私の上司で日本語が話せるラオス人がチャットするとき…
普段は 私には日本語で打ちますが、たま〜に日本語をカラオケ語(ローマ字打ち)で書くことがあって、とても読みづらいです
そんな ພາສາKARAOKE (カラオケ語)と、もうひとつ面白い言葉があります。
私がラオスに来て2年目くらいのころ
ラオス人同僚が、スマホの電話口で何やら話しています。
他人の電話ですから聞こうとも思っていませんし、早口で何を言っているのか全然わからないので気にしていませんでしたが
なにやら会話の端々に
……ພາສາຕະຫລາດ……… ……ພາສາຕະຫລາດ……
と聞こえてきます。
ພາສາ ຕະຫລາດ (PharsarTalart/パーサー タラー(ト))
ພາສາ (Pharsar/パーサー) =言語、言葉
ຕະຫລາດ (Talart/タラー(ト)) =市場(いちば)
日本語でいうと「市場(いちば)の言葉→市場語」???
なんじゃ?そりゃ?
ということで、その同僚が電話を切ったあと、聞いてみました
私:ພາສາຕະຫລາດ (パーサータラー(ト)) って何? もしかして『これいくら?』とか『値引きして』とか?
と、なかば冗談で聞いたのですが
同僚:まぁ、そうね。そんな言葉よ。
というのです!それは面白い!!
よくきくと、スラングまではいかないけれど、正しい文から崩れた言葉を指すそうで
例えば 上ので言うと
『この白菜はいくらですか?』→『これいくら?』
『○○kipに値引きしてくださいませんか?』→『値引きして』
と言った感じでクズして言うのを市場語としているようです。
市場でだけでなく、日常会話では よくある 話し言葉ですね。
下町言葉みたいな感じでしょうか?
それを ラオス語では
ພາສາຕະຫລາດ (パーサータラー(ト)) =市場語 と言うそうです。
ということで 本日は
いろんなパーサー(言葉)
カラオケ語と 市場語 でした。
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