ラオスは
社会主義国、役人天国
何かにつけて
ソデノシタ →お金 が大事です。
昨日の投稿
↑この記事でも
交通規則での罰金は、袖の下システムである事を書きました。
この袖の下
私がラオスに来てすぐの頃に
洗礼を受けたといいますか、ハダで感じたと言うことがあります。
ラオスに来た当初 勤めていた会社は
日系の人材派遣会社で ラオスに新規参入する時期でした。
労働省の方が、新会社の視察と 技能実習生送り出しのラオスでの手順を説明しにいらっしゃった時…
ラオスの親会社(日系企業でもラオス会社の傘下)から派遣されてきた人(同僚)から
労働省の担当の方に一人200,000kipずつ白封筒に入れて渡すように
と言われました。
はい
これが ソデノシタ ですね。
新規参入会社として 早く認めて貰うための ”御心付け” とでも言いましょうか。
私は 当時
初めて知った事実だったので
げーーーマジすか!?
袖の下じゃん!!
…てか、机の下じゃん!袖の下ってどういうこと?
と日本語の意味まで考えてしまい、語源検索しちゃったくらいです
和服の袂(たもと)→袖下 にいれて、内密に賄賂(金品)を送る
話は戻しまして…
当時タイにいた日本人社長も
タイでも賄賂あるよ、渡しといて〜
なんて言っていたので、アジアではあるあるなのでしょうか?わかりませんが
会計としては「交際費」か何かに入れておけばいいわけですし
しかも 20万kipとは当時のレートで2,600円程度ですので 大した額ではないです。
額は、労働省の方が下っ端の方だったので20万kipですが、上司になると30万、40万kipとなるそうです。
こんな事があってから、ソデノシタが普通にある文化だと言う事を知り
今となっては、私も慣れっこ
私たちの結婚書類をする時も、各方面に対して心得ていましたし
心得てたけど 実際はほぼ袖下無しでイケた笑
お役所関係で、ちゃんとして(笑)or 急いで欲しい事項があれば、ソデノシタを用意する習慣が出来ています。(←そんなお役所事項も最近の私は ないですが)
もしかしたら、これらの事も
以前書いたように
VISAや結婚書類の代行業者が存在する理由なのかもしれません
こう言った文化を知らなければ
役所の書類など、なかなか取り掛かって貰えなかったり 上手くいかないことが多く苦労するわけですね。
NPO法人を立ち上げる為に尽力されていた日本人の方も、こういう文化に「足元見られる!」とご立腹されていました。
まぁ私としては、企業や大きなプロジェクトが そんな事で解決できるのなら、安いもんだとも思いますが…
「…郷に従え」の精神 とでも言いましょうか。
ただ
上に反して
うちの夫の様な貧乏庶民には
ソデノシタなど払えるお金もなく
圧倒的に不利となります。
弱い者が損をする仕組み
それが
役人天国
ソデノシタ 文化 の
ラオスという国です。