金曜日が上映最終日ということで、仕事帰りに「アルバート氏の人生」 を見た。

19世紀のアイルランドが舞台の物語。女性でありながら、男として生きていかざるえなかった女性の物語。
浜辺で何十年ぶりかに、ドレスを着て、はしゃぐ彼女がせつなかった。彼女だけではなく、自由に生きられなかった多くの女性たちのための物語かもしれない。

主演のグレン・クローズ。私の中では、未だに「危険な情事」のイメージが焼きついているんだけど、凄く素敵だった。あまり、期待してなかった映画だけど、見てよかった。


この本のタイトルは、神の後に( )でサムシング・グレートとある。そのサムシング・グレートという言葉と著者の一人、矢作直樹先生に惹かれて購入した。

東大病院救急外科の教授と名だたる分子生物学の教授が語る「神」に関する話。そして、それに纏わる医学と科学の話は、とてもおもしろかった。

「神」、人智を超えた存在は、私自身もまたエチオピアで感じたもののひとつ。宗教は、人間が都合よく時代にあわせ作り上げたものという考えに多いに納得した。
神(サムシング・グレート)と見えない世界(祥伝社新書308)/矢作 直樹
¥819
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ほぼ3週間、我が家に滞在したスウェーデンの若者が今日帰国した。
彼と出会って、ほぼ15年。そして、彼の来日で、思っていた以上に身近な存在になった彼。
1年間の日本の研究所勤務。そして、我が家での約3週間の生活。
彼は、どのように日本を感じたのか、とても気になった。
彼を空港まで送る途中、さまざまな話をした。スウェーデンの問題、日本の問題等々。
もともと日本好きの彼だったが(でなけりゃ、日本に来ないだろうけど)、さらに好きになってくれたらしく、それがとても嬉しかった。
その一方で、私は日本のシステム、特に金融関係や役所が、外国人に対してとても不親切だと感じた。

日本語が堪能であれば、役所の手続きはさほど大変ではないかもしれない。でも、日本語もままならず、来日して日の浅い外国人なら、必要な手続きひとつも大変な努力がいる。外国人登録の場所には、少なくとも外国語ができる人を一人は配置してほしいと思う。
また、マジメな彼は住民税支払いの手続きも最寄りの役所でした。その手続きにも同行したけど、窓口の人たちはとても親切(帰国してしまうにもかかわらず、税金をキチンと払うんだから親切なのは当然だけど)だったけど、通訳なしでは彼は理解できなかっただろうと思う。少なくとも外国語のリーフレットぐらい用意してあってもいいと思う。

彼自身が一番不快に思ったらしいのは、銀行の手数料。自分のお金を引き出すにもかかわらず、その度に手数料を取られるのはかなり不快だったらしい。さらに、彼の口座のお金を母国の彼の銀行に送金するのもひと騒動だった。
日本は、まだまだインターナショナルだとはいえない部分が随分残っているのだということを、彼と一緒に行動して痛感した。
もう後一歩なんだろうけどね。
スウェーデンの若者と暮らしはじめて、ほぼ3週間になる。
来週には、彼は帰国する。

彼との生活で、もっとも私が楽しんだのは、ごはん作り。
というのも、彼はベジタリアンなので、新たなメニューに挑戦できるというのが、なにより新鮮だった。
確かに、仕事から帰宅後、ごはん作りは時には、苦痛だけど、彼は、我が家の家族以上に喜んでくれるし(外国人は、表現がお上手です)。 やる気でる。
しかも、ベジフードは、野菜だけだから比較的低価格。ちょっと減量を試みたいという娘にもぴったりで家族も大満足。

スープもすべて手作りのベジタリアンラーメンとひよこ豆でつくった餃子が一番のヒット作かもしれない。
3週間同じメニューは彼のリクエスト以外は、ほとんどないはず。


でも、いろいろ作ったけど、彼の一番のお気に入りは、どうもいなり寿司らしい。
それがちょっと残念だけど、彼の帰国後もベジライフの日を月に何度かは楽しみたいと思う。
「最近何読んでる?」
と知人に訊かれ
「知の逆転」
と答えると
「ああ、最近のベストセラーね」
という彼の言葉ではじめてベストセラー本だと知った。
知の逆転 (NHK出版新書 395)/NHK出版
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20世紀を代表する6人、ジャレッド・ダイアモンド、ノーム・チョムスキー、オリバー・サックス、マービン・ミンスキー、トム・レイトン、ジェームズ・ワトソンへのインタービュー集。
私の興味をひいいたのは、チョムスキーとサックス、そしてレイトン。レイトンは、他の学者と一味違い、起業家としての顔をもち、それがこれからさらなる発展をするであろうネット世界と関わりがあるからだ。チョムスキーは、独特の視野。(もちろん、この本に登場する6人は独特の視野をもつからこそ、成功をおさめているのだ思う)。 そして、サックスは、経験に裏打ちされた話のおもしろさかな。彼の本を今度は読んでみようと思う。
ほとんどがMITの学者であるのは、たぶんインタビューアーであり、著者の吉成さんと関わりがあるのかもしれない。

彼らが教育でもっとも大切だと思うのは、体験とそれに基づく自分自身で考える力というのには、おおいに納得。