2016年5月8日
小野薬品が、前期利益でコンセンサス予想をも上回る上方修正を発表しました。この修正の発表日は5月6日、新聞掲載は7日です。なお決算発表は5月11日の予定です。
その内容は、16年3月期の税引き前利益で、従来予想の265億円から330億円に(前期比+80%)、当期利益は182億円から252億円に(同+90%)大幅上方修正でした。
背景は、話題のがん免疫薬オプジーボの増収と試験研究費の税額控除拡大などです。
直前の税引き前利益のコンセンサス予想ですが、309億円だったので、今回これを21億円(+6.7%)上回りました。なお、四季報予想は275億円だったのでもちろんこれを上回りました。
さかのぼると、オプジーボの16年3月期の期初売上予想は35億円でしたが、その後16年2月2日に2度目の上方修正で175億円と発表されていました。そして、直近予想として4月11日には212億円に修正されたところです。さらにこのとき17年3月期の予想が初めて出され、1260億円に急拡大すると発表され注目を集めました。
株式市場の評価は、17年3月期の業績がカギとなるのは間違いないですが、これは5月11日の決算発表までまたねばなりません。
一部アナリストは今回の修正直前において今期は数倍増益と予想するケースもあるようです。
一方、会社の期初予想は前期のようにある程度慎重な予想で発表することが考えられます。
アナリストの超強気予想とそれより控えめな会社予想の綱引きが考えられます。
しかし、超強気予想に対してこれまで半信半疑だった投資家もいたと思います。
会社予想次第で、確信を強める投資家が増えるかどうか、今後の展開に大きな影響を与えるのではないでしょうか。