備える、と言っても
とりあえずやっているだけじゃ
なんの意味もない
かなり厳しい指摘をされたような
セミナーでした
小さな姉妹のお母さん
時々マインドブロックバスター
ENMAカードマスター
パステルアートインストラクター
くらもとゆりかです
先日大塚家具さん主催の
防災セミナーに行ってきました
危機管理アドバイザー国崎信江先生です
冒頭からそれはそれはもう
暗～いお話から入りました
「もしも地震があった時に
自分と子どもの命を守れるか」
「震災で親を失った子どもが
色んな夢を持ったとしても
将来は寮のついた職場を探して
早くから働き始めなければならない」
「『お父さんがあなたを守ってくれたんだよ』
と言われた子どもは
『お父さんを殺したのはあなたなのよ』
と思ってしまう」
などから始まり
先生自身の地震に対しての
備えのお話では
引っ越しを何十回とした
家を買うのではなく
地盤を買う
食料は1ヶ月分の備蓄がある
などなどお伺いしていて
「この人いつもこんな事考えながら
生きててしんどくないんかなぁ(´･_･`)」
なんて思ってしまいました
さて
大きな地震が起きた時
家具がどう揺れ動くのか
考えたことはありますか？
実際に大きな地震を経験された方なら
多少はお分かりかと思います
参加者は先生に
大きな揺れでオフィスや家の中で
家具がどんな風に揺れるのか
実験したVTRを見せてくださりました
オフィスでは
コロコロのついた椅子が
四方八方に走りまくることはもちろん
コピー機など重い物も
余裕で動き回ります
そして棚からは書類がざんざん降り
机の上の物も一気に飛び散っていきます
さらに机自体が大きく左右に揺さぶられ…
「揺れたら机の下に‼︎」
なんてもう意味ないのが一目瞭然
次は家庭編
リビングに置かれた薄型テレビ
ご家庭ではテレビの下に滑り止めを
つけているところが多いですが
盲点がスクリーン
後ろにベルトなどでつないで
留めておかないと
大きな地震では
根元から折れてしまいます
折れた画面が
壁に突き刺さったというお話も
次はキッチン
キッチンは色んな物が狭い所に
密集して置かれていて一番危険だそうです
映像では大きな揺れでみずやが倒れ
その前で作業している設定の人形が
流し台との間に挟まれ…
もし自分がキッチンで作業中
地震が来たとして
そんなことになって
子どもの命を守れるか…
とかそんな話以前の問題でした
ワタシも含め
助かっている前提で
色んな備えをしてしまっている
水はどうだ非常食はどうだ
簡易トイレが云々とか
死んでしまってたら意味がない
助かるためにどうすればいいのかを
考えることが防災なんだと痛感しました‼︎
そのために何をしなきゃならないか
まずは家の中の家具や物が
地震が起きた時に倒れたり
散らかったりしないよう対策する
それから
しばらくしのげるような備えを
整える
避難所についての
お話も出ました
「避難所行けば何とかなる」
そんな考え捨ててください、と
避難しなくていいのなら
出来るだけ家出過ごせるように
違う生活環境の人間が
急にたくさん詰め込まれて生活する
食べ方が汚い
いびきがひどい
声が大きい
生理的に合わない人でも
一緒に生活しないといけない心地悪さ
そして窃盗があったり
性犯罪があったり…
ちょっと目を離したスキに
また夜の暗闇に乗じて
そして犯人はわからないけど
この中の誰かかもしれない
そう思いながら暮らす日々
女性は横になって寝られず
座って寝たり
男性は家族を守るため
神経をすり減らし…
本当にツラいのだと
そして災害時
救急車は来てくれないそうです
救急隊員は災害時
自分達だけが出来ること
つまり「消火活動」を
優先することになりました
だから応急処置は
自分達で出来るようにならなければ
なりません
始まりの暗さはもう
全く違和感のないものとなりました
今までの認識
甘すぎたんです
帰ってオットときちんと話し
子どもも自分達も守れる家づくり
することを決めました
お話が終わってからは
大塚家具さんのショールーム内にある
防災グッズや家具などが置かれた所へ
見学に行きました
なんの変哲もないナイトテーブルも
してくれるシーリングライト
懐中電灯探す手間がなくて良いですね‼︎
食器棚の中は食器が滑らないよう
シートがひいてあります
食器棚の上にあったのは
大塚家具さんが考案され
グッドデザイン賞も受賞されたもの
接地面が大きくて天井に傷が
つきにくく
棒だけだと横揺れに弱いけど
これならしっかり支えてくれます
電子レンジは重いから
滑り落ちてきたら怖いですよね‼︎
四方をキャスターを留めておく器具をつけ
滑らないよう固定します
「ふむふむ」と真剣に読んでおられました
防災対策とは
今回のセミナータイトルにもありましたが
家族を守り
生活を豊かにするもの
だったんですね‼︎
いかに豊かな生活を続けていけるのか
それを考えるものなんだ、と
心から気づくことができました
