ジグソーパズル | 風を感じて

風を感じて

アラカンに突入。セカンドライフ、ぼちぼち行こか。

婿っちがお盆休みのときに、娘の退屈しのぎにと1000ピースのジグソーパズルをプレゼントしてくれました。

ボクと息子も加わって、ここ1週間ほど3人がかりで、たまーに嫁さんも参加して、何十年かぶりにジグソーパズルと向き合っています。

ジグソーパズルって、ひとりで黙々とコツコツとやるもんだと思っていましたが、何人かでやると意外と盛り上がるものです。
それぞれが作っていた図柄が合体できたときは、ハイタッチものです。

先日、娘と二人でジグソーパズルをやっているときに、夕方のニュース番組から言葉を詰まらせたアナウンサーの声が聞こえてきたので、何事かと思ったら、千葉でコロナに感染した妊婦さんが入院できないまま、自宅で早産して赤ちゃんが亡くなったというニュースをフジテレビの榎並アナが涙ながらに伝えている様子が流れていました。
榎並アナの奥さんも出産間近らしく、感情移入して感極まったようです。

むかし、NHKのニュースキャスターだった宮崎緑さんが中国残留孤児のニュースを読んでいる途中で、同じように感極まって泣いてしまい、原稿読みができなくなったことがありました。
美人で聡明ですが、ちょっと冷たい感じのイメージの宮崎アナでしたが、この時から親しみが持てる印象に変わりました。

榎並アナも若いときは色黒イケメンでちょっとチャラいイメージでしたが、感情に流される姿にちょっとほっこりしました。
冷静かつ公平にニュースを伝えなければならないプロのキャスターとしては失格かもしれませんが、本来のニュースを「伝える」という目的に対しては、普通に読み上げるよりは、確実に視聴者の心に届いたように思います。

今回の出来事は、NICUの整った病院で出産できたなら、助かっていた命かもと思うとやりきれませんが、この悲しいニュースのあとすぐに、各自治体でのコロナに感染した妊婦さんの救急搬送や病院の受け入れ体制などが大幅に見直されたというニュースが続きました。
榎並アナの涙も多少後押ししたかもしれません。

同じ妊婦である娘は、「そんなもん1年以上前から想定できることやん!今頃動いて遅いわ!」とえらくオカンムリ。でもこの赤ちゃんの死がいろんな人を動かしたのであれば、決して無駄じゃなかったとも思います。

そんな背景もあってか、京都でも今月末から妊婦さんのワクチン優先接種がはじまります。
娘もコロナ重症化リスクが高いとされる妊娠後期にあたりますが、あまりにも後期なので迷っています。今だと1回目打って、2回目前に出産のパターンの可能性が高そう。
ワクチン副反応に対する不安もあるし、このまま感染対策をして出産まで乗り切るのが無難かな。
とりあえず来週の検診のときに産科で確認してみると言うてます。


ずっと悪天が続いたせいもあって、最近少し運動不足のわが家の妊婦さん。
引きこもりながら、なんとかジグソーパズルを完成させました。

出産まであと3000ピースくらいは完成しそうな勢いです。